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S2-79 9日目:同室のエルヴィンと共に脱獄 [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

牢屋の中に放り投げられた君は、先客の上にまともに着地した。
立ち上がって埃を払ってから、同室者に詫びる。相手はエルヴィンだった。消耗してへとへとのようだ。
彼が君にうなずく。「僕の狭苦しい国へようこそ。」
「あんたは誰だ?」君が尋ねる。
「外の世界での僕の名前なんて、ほとんど意味がないよ。」エルヴィンが微笑んで答える。「ここでの僕の名は6番だ。それに、あんたの名前もそうなるだろうね。」彼が骨ばった指で指し示す。「見なよ、扉の上に書かれてるから。」
壁越しに聞こえる音から判断するに、ここは隣り合った幾つかの独房の一つだ。いびき、叫び、悲鳴などが石壁越しに聞こえてくる。
「あんたはエルヴィンなんだな。」君が言う。「俺はこれまであんたの種族に会ったことはなかったが、噂には聞いているよ。」
彼が肩をすくめる。「そりゃ、エルヴィンは相手をかなりイライラさせるよ。」彼が言う。「だからって、連中が僕を閉じ込める理由にはならないさ。」
独房内にはバケツが1つあるきりだ。弁解を口にしながら、エルヴィンが用を足す。
「ここはどんな場所なんだ?」
「レッドアイの監獄さ。」エルヴィンが言う。「外に1人いるだろう。」彼が小窓いっぱいに見える守衛の顔を指差す。
「あんたは何故ここにいる?」
「それがさ、」何かしらの感情のこもったため息をついて、彼が答える。「何か月も前に逮捕されて以来、僕は毎晩自問してきたけど、いまだにそれが分からないんだ。ここの連中を怒らせるようなことは何もしちゃいない。唯一思い当たるのは、レッドアイは誰かを閉じ込めないと満足できないんじゃないかってことだ。」彼が弱々しく笑う。「今はあんたがここにいるから、僕を解放してくれるかもな。」
「あるいは、俺を解放するかもな。」
「そうだね、」エルヴィンが心から笑う。「奴らの側からしたら、面白いジョークだ。」
彼の心はずいぶんとくじけてしまっていたのだと君には分かった。部屋の隅のバケツから漂ってくる臭気がかなり酷い。
「どうやったら脱出できる?」君が尋ねる。
「逃げるだって?」エルヴィンが笑う。「逃げ道があったら僕がここにいると思うかい?それに、僕が試していないとでも?僕はエルヴィンだ、じっと座ってたりしないよ。」
それは正しかった。こうして君と話しながらも、常に彼はそわそわしているのだ。
詠唱のために精神を集中する‐だが何も起きない!
エルヴィンが苦々しげに笑う。「壁にはミニマイトの血が注がれているんだよ。」彼が言う。「その方法で脱出しようとする者を止めるためにね。僕も自分の魔法を使って試してみたんだ。」
背負い袋を漁って、クリスタタンティ郊外で乞食にもらった鍵を取り出す。守衛が扉に背を向けるまで待ってから、鍵を手に扉に駆け寄る。
回った!エルヴィンが音を立てないように拍手する。
君達2人は扉を開けた。守衛はまだ背を向けたままだ。チャンスだ。
足音を忍ばせて移動し、部屋の隅からバケツを取り上げる。エルヴィンは不思議そうに君を見たが、何も言わなかった。
バケツを高く振りかぶって、つま先立ちでじりじりと進む。そして最後の瞬間、それを守衛の頭に逆さまに被せた!言いようのない中身が彼の顔を流れ落ちる。しばらくは何も見えないはずだ!
2人で守衛の腕を両側から掴んで独房の中へ引きずっていく。
「上出来だ。」エルヴィンがささやく。「さあ、ここを出よう!」彼が扉の外に駆け出す。
守衛の身体を探り、すでに君が持っているのと同じ鍵の複製と、2枚の金貨を見つける。
「早く!」エルヴィンが戸口から声を掛ける。
君は通路に飛び出し、背後で扉をバタンと閉じた。そして、銅の鍵で施錠する。
「そこから逃げて!」エルヴィンが叫ぶ!彼は正しかった。牢屋の中では、守衛がバケツを脱いで窓のそばまで来ていたのだ!
君が角を曲がるのとほぼ同時に、背後の壁で炎の光線が炸裂した!奴は牢の扉をガチャガチャ動かしているが、開けられないようだ。
太陽の光を目指して階段を急ぐ。


【変化点】
・現在/最大体力:14/20→13/20(魔法)
・金貨:35→37

【感想】
最臭兵器炸裂!ブラッドソード第4巻でも、牢屋からの脱出の際に、し尿の入ったバケツにマントを浸して、それで顔を覆って火事から避難する選択肢が出てきます。冒険者たるもの、このくらいできないようでは生き残れないんでしょう。それにしても…。
このエルヴィン、魔法も使えるようです。そして、ミニマイトの血を塗り込んだ対魔法防壁は、第4部の山場でも登場します。
また彼曰く、今回使った脱出口は監獄の補給品搬入路だそうです。
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S2-78 9日目:塀を乗り越えて建物に潜入、そのまま収監 [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

広場では様々な生き物達がひしめき合い、小声で会話している。彼らは広場の周囲に張り巡らされている横道を出たり入ったりしている。
君もそのうちの1つを選んで進む。だが、突き当りまでの中間付近で、先ほど邸宅からあふれ出たスライムイーターの残骸に道が塞がれていた。そこを越える道は見当たらない。
右手の建物の間にある道を進む。高い壁のそばの道を通り抜け、再び広い通りへと出る。
左手には天然の断崖の外縁に沿って建てられた建物が並んでいる。崖の上にはうっそうとした森がある。右手はここに来る時に見かけた塀に囲まれた区画だ。
今、崖に並んだ松林の間で何かが動かなかったか?立ち止まって目を凝らすが、何も見つからない。たぶん、低いところで影が動いたか、揺れる枝越しの日光のせいだろう。
ところで、あの森は野生動物の宝庫に違いないから、ここの住民は動物の被害に悩んでいるはずだ。そうでないなら、住人の方がより危険な存在ということになる。
回れ右をして、壁を見ようと首を伸ばす。高さは君の身長の数倍はある。ここに住んでいる何者かは、カーレの住民を締め出したいと思っているか、もしくは中にいる何かを留めておきたいのだろう。
壁の表面は粗く、年月を経てあばた状になっている。てっぺんで何かが光っている。
「BIG!」
君が呪文を唱えると、首からつま先までの長さが通常の3倍に大きくなった!今や君は壁そのものと同じくらいの身長だ!
壁の天辺の輝きを見下ろす。それは黄色い小さな宝石だった。金ではないので、価値はないかもしれない。
ともかく拾い上げてみて、それが太陽石だと気づく。これはとても幸運な発見だ!太陽石は希少なのでとても価値がある。注意深く荷物に加える。
魔法が切れて、君の身長が元の大きさに戻り、壁が再び君の上にそびえる。
「BIG!」
もう一度呪文を唱えて、再び大きくなる。
壁のてっぺんに手を置いて身体を引き上げる。手のひらの下に金属の突起が当たったが、獣の皮のような君の肌を貫けるほど鋭くはなかった。
壁の最上部に腰を掛けたこの位置からは、庭の向こうがすこぶる良く見える。
壁の向こうの建物には幾つかの階層があり、その窓には鉄格子がはめられている。外側を守衛が巡回しているが、彼らの目は全て閉じられている。
だが、囚人の姿が見当たらない。ここの囚人は幽閉され、運動も許されていないのだろう。
壁の反対側に降りたちょうどその時、呪文の効力が切れた。
今君がいるのは何かの監獄の中庭だ。庭中に守衛がいる。地下へ降りる階段が壁の基部の近くにある。
壁の近くの藪に隠れ、守衛を観察する。奴らはほぼ決まった動きをしている。おそらく、ずっと目を閉じることによる視界の悪さを補うため、巡回を頻繁に行っているのだ。
ほんの少しの隙しかない。ここで待ち続けるのはほとんど死に等しい。
君は階段を下りることにした。

鉄格子のはめられた独房の窓が、囚人達のうめき声やささやきが響くじめじめした暗い地下道に並んでいる。
6番と書かれた独房がちょうど階段を下りたところにあるが、守衛が1人、窓の中をじっと注視している。君にはまだ気づいていない。
窓の中を覗き込もうとしても、守衛が完全に視界を塞いでいる。中に何があるにせよ、全く見ることができない。
「DOP!」
君が呪文を唱えると、扉の掛け金がぴくぴくと動いて扉が開いた。それを見た守衛が魔法の仕業だと気づき、すぐに振り返る。
奴の目が開かれた。火線がほとばしり、君に酷い火傷を負わせる。
そして君がよろめいている間に、奴は君をきつく掴むと、そのまま6番の牢屋の中に放り込んだ。


【変化点】
・現在/最大体力:19/20→16/20(魔法×3)→14/20(火傷)
・+太陽石

【感想】
レッドアイの熱視線を初めて食らいました。アーチチ、アチ!燃えてるんだろうさ。
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S2-77 9日目:炎景広場に戻って買い物 [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

大通りに戻る。道は密集した家々の間に伸びている。
突然、つんと刺すような臭いがしてくる。何かが燃えているのだ。前方を見ると、煙が立ち昇っている。火事場だろうか?
道を逸れて、曲がりくねった横道に入る。しばらくして、広場が見えてきた。

再び炎景広場に戻ってきた。首に盆を下げた売り子が君のそばを通り過ぎる。「アンクルウォートにブリムベリー、ミルウィードはいかがー!」
薬草商を呼び止めると、彼は挨拶してきた。「ごきげんよう、湿布薬に興味はあるかい?膏薬は?」
「何を扱ってる?」
「ああ、見せてあげるよ!」彼が両手をこすり合わせる。「例えば、これ!」彼が盆の上を探し回る。「マスティクの軟膏だ。混じりけのないマスティクから作ってあるよ。」
「どんな効果があるんだ?」
「マスティクには強い催眠作用があってね、」彼が答える。「相手に何でも信じさせられるんだ。」君に臭いを嗅がせようと彼が腕を伸ばす。
臭いを嗅がないように、君は身体を傾けた。
彼は笑顔で自ら深く息を吸い込むと、幸せそうに息を吐きだした。
「他の物をくれないか?」君が言う。「お前は俺に借りがあるだろ?」
男がうなずく。彼の瞳孔は大きく開いている。「もちろんさ、分かってるよ。何が欲しい?」
「他に何を持ってる?」
「ブリムベリーの膏薬がある。」男が答える。「良質なブリムベリーから作ったものだ。」
「他には?」
薬草商はうなずいて在庫を眺めると、別の瓶を取り出した。「これはどうだい?木の皮のエッセンスだ。喉のヒリヒリする痛みに効くよ。」
「それをくれ。」
薬草商が君に木の皮のエッセンスの瓶を渡す。男に礼を言うと、彼は広場を横切って歩み去った。

別の男が果物を積んだ手押し車を押してきて、屋台を組み立てた。新鮮な果物を目にして、君の胃袋が騒いでいる。
果物売りに歩み寄ると、不機嫌そうに彼が挨拶してきた。「おはよう。」普通の人と違って、彼の目は閉じられている。「いい天気だとは思うんだが、そうじゃないかもな。何か買うかい?」
彼が様々な果物の入った盆を手で示す。そのほとんどは腐っているが、1つだけ、つやのあるボンバの実は別だ。
果物を選んでいると、さほど傷んでいないリンゴも見つける。
「金貨2枚だよ。」果物売りが告げる。「もちろんあんたは高過ぎると言うだろうが、確かにその通りさ。でもそれ以下にはできないんだ。」
何はともあれ、気の毒に思った君はそれを買ってやった。君は空腹だし、それはうまそうだ。
リンゴを背負い袋に入れてから尋ねる。「ボンバは幾らだ?」
「金貨4枚だ。」彼が答える。「知っての通り、そいつは身体にいいぞ。」
金貨を手渡すと、彼はボンバの実を君にくれた。重いが、食べ頃の香りがする。たいていは果肉がうまいのだ。
「俺には友人がいたんだが、」彼が言う。「そいつは毎日その実を5個食べていた。一度も病気にならなかったが、同時に便所からも出られなかった。」
「街のこの場所は初めてなんだ、」君が尋ねる。「道を教えてくれないか?」
果物売りが目を閉じたままうなずく。「何を探したいんだ?」
「盲目の乞食を探したい。」
「この辺りに乞食は幾らでもいる。」彼が答える。「奴らは何も買わない。」
「ズィーターと呼ばれている乞食なんだ。」
その名を聞いた途端、彼が口をつぐんだように見えた。「聞いたことないね。」もぐもぐと彼がつぶやく。果物を並べ直そうとして、誤って親指でカビの生えたプラムを突き刺してしまい、動きを止める。
「不死の怪物も探したい。」
「街の墓場を当たりな。」彼が答える。「確実に呪われているから、誰もあそこには行かないがね。像の前を過ぎて大通りを進んで、市場を抜けるんだ。」
「その果物はどこで手に入れるんだ?」
「他の果物売りから買うんだ。」彼が悲しげに答える。「だからどれも腐ってるんだ。」
他に話すことはもう何もない。別れを告げて屋台を後にし、広場の中心まで戻る。


【変化点】
・金貨:41→39(リンゴ)→35(ボンバの実)
・食料:4→5(リンゴ)→6(ボンバの実)
・+木の皮のエッセンス

【感想】
Anklewort、Millweed、Mustikと、謎の品物がずらり。
マスティクを嗅いでしまうと、その催眠作用でお金を巻き上げられてしまいます。
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S2-76 9日目:謎解きを手伝い、北門の呪文の一行を入手 [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

「分かった…と思う。」君が答える。
君から目を逸らさず、ロラグがうなずく。彼は君に新しい紙と羽ペンを手渡した。「描いてくれ。」彼が言う。
促されるがまま、伸ばした腕に筆を持ち、君はある記号を描いた。
学者がぼうぼうの髭越しに息をしながら、長い間考え込む。
そしてついに、深くうなずく。「うむ、お前さんは正解じゃ。」彼が見上げる。「この呪文を知っておるのか?」
「この魔法はどういうものなんだ?」
「誰も知らぬ。じゃが、ダドゥーリーの洞窟で見たものをわしは今でも覚えておる。その時の身震いもな。」
「何を見たんだ?」彼の体験が自身のものと同じか興味を引かれ、君が尋ねる。
だが彼は首を振ったきりで、遠い目をしている。「あの丘は、」彼がつぶやく。「あそこはかつて、一大勢力を誇る地域じゃった。それはもう、実に力あふれる…。」君が描いた紙を特に慎重に扱いながら、彼は紙束を綴じた。
「さて、お返しにお前さんを助けて進ぜよう。北門の呪文を知りたいんじゃったな。秘密にするのがわしの義務じゃが、お主に教えるのは何ら問題はない。呪文はこうじゃ。『奥に隠れた掛け金2つ。』
「他の行はどこで見つけられるんだ?」
彼が首を振る。「行の番人は街の指導者達じゃが、どこにいるかは知らぬ。少なくとも、そのうちの1人のシンヴァはもう死んだ。じゃが聞くところによると、彼はまだ共同墓地の自分の墓に出没するという。ところで、」彼が、部屋の向こうの工芸品の並んだ本棚を手ぶりで示す。「行ってしまう前に、こちらに来てくれぬか?」

ロラグの後ろについて部屋を横切る。彼は丈の高いキャビネットの引き出しを開けて、緑色の毛がもじゃもじゃした物を引っ張り出した。
「もし良かったらこれを被ってくれぬか。」彼が言う。「1つ実験をしてみたい。」
「どんな実験だ?」
「なに、無害なもんじゃよ。」ロラグが答える。「考え事の最中にちょっと思いついてな、うまくいかぬとは思うが。」
もじゃもじゃを受け取る。実際、それは緑色のかつらだった。すでに君が持っているものとよく似ている。君はそれを相手に戻すと、自分のものを取り出した。
「さて、」彼がうなずく。「それを被るのじゃ。」彼もポケットから何かを取り出した。布製のスカルキャップのようだ。
かなり滑稽だとは思いながらも、頭にかつらをかぶる。ロラグは微笑みながら自分の頭にスカルキャップを置くと、古代の魔法語というよりはゴブリン語に近いような音節で、奇妙な響きの呪文を唱え始めた。
「RAp!」
呪文を唱えると、君は直ちにロラグが発する言葉を理解できるようになった。「我が意思はお前の意思となる。お前はただの愛玩動物、家畜、実験体だ。分かるか?」
彼は君の精神をテレパシーで操ろうとしている!だが君は彼の言葉が理解できるので、それが無意味だと分かる。お返しに君は笑った。
彼があれこれいじって魔法の形を変えようと試みているのが分かる。君の防御の魔法が彼を戸惑わせているようだ。
2、3分後、彼はスカルキャップを脱いでうなずいた。「ありがとう。わしの予想は全くの間違いじゃった。」彼が弱々しく笑う。
君は部屋を後にして、剣を回収した。


【鍵】
ロラグの行:奥に隠れた掛け金2つ。

【感想】
この一連の謎解きですが、前回最初に出てきた呪文が『dIm』であることは予め立ち聞きしておけば分かるので、そこから3つ目の『ZEd』も自ずと分かります。ただ、2つ目が『TEL』だとどうやったら分かるのやら。
また、ロラグの実験は無害どころか非常に有害な精神攻撃で、魔法で何らかの対抗措置を取らないと、彼のペットのような異形の姿に変身させられてしまいます。それにしても、最後の最後にこちらを罠にはめようとは、ロラグもとんだ食わせ者ですな。今まで暗殺者を撃退してきただけのことはあります。
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S2-75 9日目:ダドゥーリーの洞窟で見出された秘密 [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

「ところで、お主はこの世界にどのように魔法がもたらされたか、もちろん知っておるのじゃろうな?」ロラグが尋ねる。
「いいや。」君が答える。
「魔法は星々からやって来た。天上の星は力を生み出し、その力を魔法使いが引き出して行使する。それゆえ、得られる力は星によって決まる。呪文そのものの形ではなく、な。」
「続けてくれ。」
「わしは取るに足りぬ学者に過ぎん。それでもわしには生涯を賭けて取り組んでいる謎がある。魔法を発動させる他の方法はあるのか、という疑問じゃ。」
「それは他の種類の魔法ということか?」
「そうではない。他の『種類』ではなく、他の『形』じゃよ。さあこちらへ。見せてあげよう。」彼は紙入れを開けると、ざらざらした紙を机の上に広げた。そこには、奇妙な記号が3つごとに集められて描かれている。
「これらはダドゥーリーの洞窟の壁に描かれていたものでな、」彼が説明する。「これをこっそり街に持ち込むには、ずいぶんと大枚をはたいたものじゃ。カーレの第1貴人でさえ、わしがこれを持っていることを知らぬ。もし知ったなら、奴の怒りは酷いものになるじゃろう。これが何か分かるか?」
「教えてくれ。」
興奮気味に彼がニヤリと笑う。「呪文じゃよ。だがわしらが知っているものではない。シャランナが王冠を発見するより3千年以上昔の、暗黒時代以前に洞窟で暮らす人々が描いたのじゃ。星は今も昔も変わっておらぬから、彼らは今と同じ魔法を使っていた。だが見て分かるように、呪文自体は異なっておる。これを見よ。」彼が1枚の紙を引っ張り出す。そこには次のような記号が描かれていた。
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「それはどう働くんだ?」
「完全に知ることはもはやできぬ。」彼が首を振って答える。「だがこの呪文と一緒に見つかった壁画から、相手を混乱させる呪文だとわしは考えておる。現在わしらは似たような魔法を知っておるが、もちろん呪文の形は変わってしまった。」
「その呪文なら俺も知っている。」
「そうか?」彼が笑う。「ならば、それをわしには使ってくれるなよ。もうすでにかなり困惑しておるのじゃからな!」
彼が紙を脇に置き、別の1枚を持ってくる。その記号はこうだ。
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「これが何を意味するか分かるかね?」彼が尋ねる。
「心を読む呪文だ。」
「その通り!」ロラグが拍手する。「よろしい、お前さんは真の魔法使いじゃ!では、お次はわしの謎に挑んでもらおう。」
彼は別の紙入れに手を伸ばすと、まるでそれが咬みついてくるかのように、ゆっくりと注意深くそれを開けた。
彼が紙を机に広げる。「この呪文は洞窟の最奥部で見つかったものでな。そこはあまりに古く、彼らが住居をシャムタンティの丘を越えて移して以来、誰も訪れたことがない。そばに描かれた絵から、これが彼らの最強かつ最悪の魔法であることが分かった。だが見て分かるように、この呪文は一部が失われておる。」
君には彼の意味するところが分かった。そこには3つではなく、2つの記号が描かれている。
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最後の記号は読み取れない。ロラグが執拗ににじり寄ってくる。「崩落が絵の一部を破壊してしもうた。じゃがわしはどんな犠牲を払ってでも知りたい、最後の記号が何だったのかを。」


【感想】
つまり、ある一つの『魔法』に対して、複数の『呪文』(記号、綴り、詠唱方法など)があるということです。それにしても、あの神秘的なダドゥーリーの洞窟に、大いなる魔法の秘密が隠されていようとは!第1部で訪れていて大正解でした。
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S2-74 9日目:ロラグの書斎で談笑 [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

学者に従って書斎に入る。中は格調高い部屋で、床から天井まで本がびっしりと並んでいる。
何百冊もの書物が納められた本棚を眺める。魔法、地図、学習、兵器、鷹狩り、大工仕事、君が想像できるその他あらゆる項目が網羅されている。
本棚の中の唯一の隙間は、若い男の肖像画だけだ。おそらくロラグ自身なのだろうが、彼にはあまり似ていない。そして下の飾り書きには『クリシャンティ』とある。
彼の足元にはペットがまとわりつき、彼はぼんやりとそいつの棘を逆立ててやっている。「よしよし、エリシウス。」彼がつぶやく。「お前はいい奴じゃ。」
君が肖像画を指差す。「あれは誰なんだ?」
ロラグが君をにらみつける。「お主は話をしに来たのか?本来の目的はどうした?」
老人は何か考えがあるようだ。彼は食器戸棚まで行くと、グラスを2人分取り出した。「話しながらワインでもどうじゃ?」
「いただこう。」君が答えると、彼はワインをグラスに注いだ。芳醇で繊細な香りのそれは、身体の底から君を温めてくれた。
「学者の身でどうやって生き延びているんだ?」君が尋ねる。「とうの昔に首を切られて本を焼かれてそうなものだが。」
彼が笑う。「この街はそこまで酷くはない‐。いや、そうじゃな、酷いものかもしれん。だが、どの街にも子供達がいるし、子供達を教える者が必要なんじゃ。」彼が肩をすくめる。「わしはこの街で一番上手い鍵開けの授業をしておる。ある意味、わしはここらの大黒柱じゃよ。」
学者が腰を掛け、指を組み合わせる。
「あんたを暗殺する図り事を耳にしたよ。」君が彼に告げる。「温泉浴場でね。2人の男達が話していたのを聞いたんだ。そいつらはサンサスから報酬を受けていた。」
「本当か?」ロラグが片方の眉を吊り上げる。「サンサスはまだわしを狙っておるのか?奴の最後の刺客を小人に変えた後、もう諦めたのだと思っておったが。そうか、警告には感謝するが、わしはもうここに長くいるつもりはない。もっとも、」少し考えてから彼が付け加える。「お前さん自身が暗殺者でなければの話だが。」
「俺は違う。」
「そう言うと思っとったよ。」ロラグが答える。「実のところ、わしには確かめるすべがない。お前さんを信用するしかあるまいて。」彼は確信が持てていない様子だ。
「それで、あんたは賢者なのか、それとも魔法使いなのか?」
彼が笑う。「そのどちらでもない、わしは教師じゃ。」彼が答える。「そして学者でもある。わしは自分が十分賢いと思うし、本の研究と同時に魔法も研究してきた。わしは物事の成り立ちを究明しておる。物事の本当の力を決めるのはその始まりなんじゃよ。」
「あんたなら多分これが何か分かるんじゃないか。」フレイヤーから奪った巻物を荷物から引っ張り出しながら、君が言う。
ルーン文字の描かれた面に興味を示して、ロラグが身体を前に乗り出す。文章を凝視しながら髭を噛んでいる。
「読めるかい?」君が尋ねる。
「ああ、」目を上げて微笑みながら彼がうなずく。「これはスープのレシピじゃよ。」
「あんたが北門を開ける手助けをしてくれると聞いたんだが。」
彼が真顔で君を見つめる。「お主には使命があるんじゃな。わしには分かるぞ。だが、それはカーレを破滅させるものではないのか?それとも救うものなのか?」
「俺はただ通り過ぎるだけだ。」君が答える。
「バクランドへ?理由もなく行く者などおらぬぞ。その話が本当なら、お前さんは強くて賢いんじゃろうな。ふうむ。」そう言うと、彼は本棚の所まで行き、紙入れを元に戻した。


【変化点】
・現在/最大体力:17/20→19/20(ワイン)

【感想】
アプリ版のロラグですが、彼は単なる貴人の一員ではありません。その正体が判明する選択肢が後に出てきます。とはいえ、実はまだよく理解できていなかったり。
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S2-73 9日目:ロラグの館の倉庫を漁り、本人に見つかる [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

意を決して、君は隠密行動することにした。手足を地面について、家の横にある窓の下まで這って進む。
家の中から誰かの声が聞こえる。独り言のように詠唱している。アナランドの魔術師の長を思い出させる声だ。
身を低くしたまま言葉を聞き取ろうと努める。「呪文だ。」つぶやく声がする。「いや、本当に呪文だろうか?」
もう少し盗み聞きする。「デミオス、イグネオス、マクシス!」声が呼ばわる。「もちろんそうだ!」声の人物は笑い、それから静かになった。今の言葉は星の名前によく似ているが…。
君は地面に伏せたまま、建物の裏手の敷地を探索することにした。

姿を隠せる離れ家まで這って行く。ここはかつて倉庫だったのだろうが、今となっては壁に穴が開いている。壊れた品物やガラスの破片が、たわんだよろい板とめちゃめちゃになった窓枠の間に転がり落ちている。
母屋の方を振り返った君は、そこに裏口があることに気づいた。

離れ家の中に踏み入って、がらくたの中を慎重に進む。すでに君が持っている物とよく似た金張りの鏡の割れた残骸、水晶玉の破片、咬み痕がついて半分になった真珠の指輪などがある。
この家の持ち主は魔法使いに違いない。そして高価な物品を使った実験をためらわない人物なのだ!
もしこれらのうちの1つでも修理できれば、君にとって非常に価値のある物となるだろう。
君は指輪の欠片を拾い上げた。そこには確かに歯形がついている。何かが真珠そのものを食べたのか、あるいは指輪をはめた人物を食べてこれだけ吐き出したのだろう。どちらにせよ、これは不完全な代物なので修理は不可能だ。君はそれをがらくたの山の中に投げ捨てた。
裏口の方から物音が聞こえた気がする。

次に水晶の破片を取り上げる。かつて、この水晶玉は渦巻く深淵と深い霧を宿し、使用者に予知の呪文を唱える力を与えてくれたはずだ…。だが今ではそのほとんどが失われ、何の役にも立たない。
君はそれを脇へ投げ捨てた。
突然母屋の裏口の扉が開き、1人の人物が現れた!
黒っぽいガウンをまとった年配の男が君の前に立つ。足元には、棘状の肌をしたトカゲのような生き物がまとわりついている。
「そこに誰かおるのか?」声から抑えがたい怒りが感じられる。「わしの庭に不法侵入するとは、さては貴様、盗人じゃな?」
「あんたがロラグなのか?」
「そうじゃとも。」さほど心を動かされた様子もなく、男が答える。「そういうお主は誰じゃ?信用できそうには見えるが。」
「俺はあんたと同じ魔法使いだ。」
「なるほど、」君の言葉に一理あると認めたように男がうなずく。「魔法使いはお世辞にも上品とは言えぬからな。」
彼は足元のトカゲを軽く叩いた。明らかに、君と一緒にいてどこかくつろいでいる様子だ。
「お願いだ。あんたの助けが必要なんだ。」
「確かに、お前さんは溺れた犬みたいななりじゃしの。」彼が所見をずけずけと述べる。
彼がため息をつく。どうやら彼の怒りをうまく和らげられたようだ。
「無礼をして済まぬ。」彼が言う。「この街では慎重にせねばならんぞ。お主を助けてくれる誰か1人ごとに、首をばっさりかき切ろうと待ち受けるヴァンゴーンが1人いるのじゃからな。さあ、中に入ろう。」
「ありがたい。」
老人がトカゲのペットに身振りで合図する。「エリシウス、脇へどいて客人を中に通すのじゃ。」


【感想】
親切な1人につきヴァンゴーンが1人!カーレの街に対する実に的確な表現ですな。
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S2-72 9日目:一癖も二癖もある上カーレ住民 [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

狭い通りを歩き続けると、以前出くわしたのと同じ目を閉じた連中で埋め尽くされた広場に出た。広場の向こう側には、大通りが低いアーチを抜けて続いている。それ以外にも、上カーレの街中へ入っていく路地が無数にある。
君は記念碑を取り巻く群衆に近づいた。人混みのせいで中は見えない。
「おい、」君が肘で押しのけた相手が文句を言ったきた。「気をつけろよ!」
君が謝ると、そいつはぷりぷり怒ったまま人混みの中に消えた。

記念碑の階段を苦労してよじ登り、ようやく中を覗く。だがそこは空っぽだった!単に丸い敷物が床にあるだけだ。人々はひそひそとささやき合っている。
「この記念碑は何なんだ?」群衆の一人に尋ねてみる。
「分からないだと?」そいつが答える。「お前は昨日生まれたばかりなのか?」
君はこれを説明できそうなものがないか頭を振り絞った。「罠か。」
そいつがうなずく。「そういうことだ、よそ者。これまでに同胞が何人かこの中に消えたのさ。俺達は何かがここから出てこないか待っているんだ。もし出てきたら、その時は…。」男が一瞬だけ目を開く。君は奴の眼窩に燃え盛る炎を見た。男は再び瞼を閉じた。
人々は敷物の内側が動くことを期待しているかのように、記念碑の辺りに群がっている。
君は首を振りながらその場を離れた。君にはとても理解できそうにない。

広場から出ていく様々な出口を見回す。
ある横道を選んで、大きな建物の間を通り過ぎる。右手には、ぼろぼろの旗がたなびく大邸宅の屋根が見える。その三角旗は青と金からなり、開いた本の上に輝く星を描いた紋章があしらわれている。風でその旗がなびいた時、端の近くに黒字の文字がちらりと見えた。『L』だろうか?
好奇心をそそられた君は、旗に向かって小道を進んだ。

道が曲がり、再び南東に向かう。だがそこで君は、幼いオークリングの一団に目をつけられた。そいつらが君に向かって一斉に駆けてくる。
君は歩幅を広げてさっさと通り過ぎようとしたが、ならず者の集団は人数が多く、完全に道を塞いでしまった。そして、すぐに周りを取り囲まれてしまう。奴らの手が突き出され、君に施しを求めてくる。
「DUD!」
呪文を唱えて金銀財宝の山を袖口からあふれ出させ、道路に積み上げる。
オークリング達がたちまち狂喜してそれらをかき集め始める。互いに馬乗りになったり殴り合ったりしながら、両手一杯の宝石を上着に詰め込んでいる。その隙に君は脇を通り抜けた。

やかましいオークリングどもを後に、歩みを進める。少し行くと、石と漆喰でできた大きな建物に出くわす。
それは専有区画の中にあり、補修状態も良好だ。大きな『L』の文字が門柱に刻まれている。ロラグ、だろうか?
大通りは邸宅を通り過ぎてまっすぐ続いている。

門を抜け、家の前へと続くよく手入れされた木立の間の道をたどる。下カーレのあの邸宅とは異なり、この場所にはかなり生活感がある。


【変化点】
・現在/最大体力:18/20→17/20(魔法)

【感想】
ここ炎景広場には出店に行くなど他の選択肢もあるのですが、それらを一度に選ばず残しておけば、また戻ってきて別の道も行くことができます。今回は街の色々な場所に行きたかったので、この自由度の高さはとてもありがたかったです。気づくまでかなり時間がかかりましたが。
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S2-71 9日目:スライムイーターの通り道に入り込む [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

通りへ戻る道を見つけ、分岐点まで進む。そこでは、右手に細い横道が狭い建物の間に伸びている。一方、大通りは樹木に覆われた崖の方へ向かって曲がりながら視界から消えている。

大きな建物の裏手の間を走る右の脇道を選ぶ。誰もこの道を通らないのか、辺りは人っ子一人いない。だが奇妙なことに、普通は見られる生ごみや汚物がここには一切見当たらない。
立ち止まって通りをもっと入念に調べる。舗装に使われた丸石はかなり滑らかで、砂漠にある骸骨の乾いた骨のようだ。まるで全てのシミや汚れがすっかり取り除かれたかのようだ。

素早く歩く。この道はあまりに狭いので安全とは言えないし、早く通り過ぎるに越したことはない。

歩き続けていると、左側に大きな建物が現れた。通りに面した両開きの扉は開いたままだ。
君にはこれが奇妙なことに思えた。そんな大きな入り口が必要な乗り物や機械は、この通りに収まらないからだ。
扉から中をうかがっても、空っぽの空間があるだけで何もない。荘園領主の邸宅のような趣きの建物は完全に無人だ。もしかすると倉庫なのかもしれないが、中には何の蓄えも見当たらない。床と壁は微かに光って見える。
もっと詳しく調べようと中に入る。壁や天井を覆っているその光沢の正体は、薄い粘液の層のようだ。
突然ゴロゴロ鳴る音が聞こえてくる。外の通りから聞こえてくるその音はどんどん近づいてきている!
開いた扉のそばで立ち止まり、近づいてくる何かが見えないか、通りの向こうを眺める。
まだ何も見えず、音が聞こえるだけだ。熊やトロールなどの唸り声よりもむしろ、酷く空っぽになった胃袋が鳴る音の方がもっと近い…。
それが何であるにせよ、そいつはこの道をやってくる。君は館の中に駆け込み、奥の柱の陰に隠れた。
やがて濃い影が戸口に差し込み、屋内は暗くなった。次にそいつは館の中まで入り込み、君からは通りの方が見えなくなった。
薄暗がりの中、君にはそいつが何者なのかが分かった。異常に巨大なスライムイーターだ!しかも君はここに閉じ込められてしまった!
この巨大な生き物は分厚い分泌物に覆われ、さながら腐った果物の果肉のようだ。そいつが館内を満たしていく。こうして、カーレの通りのゴミや汚物をいつもたらふく食っているのだ。
どこか出口がないか辺りを見回すが、この建物には他に扉も窓もない。壁も堅くて頑丈だ…。
今や部屋は真っ暗になった。スライムイーターの粘液が部屋の隅々まで広がってくる。
「mUD!」
君は背負い袋に手を伸ばして砂を掴み取ると、床の上にばらまいて呪文を唱えた。しばらくすると周囲の砂の粒が渦を巻いていき、スライムイーターの真下に流砂が出来上がった!
君はその生き物がゆっくりと下に沈んでいくのをただ見守った。そいつには抗うだけの力はなく、沈めば沈むほど引き込まれる速さも増していく。
最後のあがきで粘液が飛び散った後、奴の姿は完全になくなり、館の中には元のような静寂と明るさが戻った。
即席の流砂が閉じる。君は安堵のため息をついた。
しばらくの間、館の隅の暗がりを探る。扉の近くに金貨を4枚見つける。あちこちから数個の玉石も見つかった。
全て背負い袋にしまい、館を後にして通りを下る。


【変化点】
・金貨:37→41
・‐砂
・+玉石(3個)

【感想】
危険から身を隠したと思ったら罠にはまっていたというパターン。
例によって、下水道にはこいつの小型版がいます。こいつらが街のゴミ処理を一手に担っているのでしょうから、都市計画的に上手いこと配置したなと思います。それとも自然に発生したとか?
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S2-70 9日目:カーレの北岸に到着、レッドアイに絡まれる [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

他の男どもがもやい綱を結ぶ中、漕ぎ船を抜け出て上り坂を急ぐ。ついに自由になった。そして旅を続けるのにふさわしい場所‐上カーレの土手‐に着いたのだ!
ここの建物は南岸のものほど大きくはないが、その状態は遥かに良い。農耕地や丘陵地から離れた北岸側の人口は少ないが、彼らはより裕福な、そしてより危険な人々なのだ。だがもちろん、北門があるのは街のこちら側だ。
君は河から離れる道をたどり、分かれ道のところまで来た。この港街にまだ貴人がいるのなら、彼らの住居は河のこちら側にありそうだ。だがどちらの道を行こうか?

早朝の太陽がカーレの通りを目覚めさせ始める。2、3匹の生き物がさっそくこの通りをうろついている。
とある街角に、泉が新鮮な水を噴き出している。君は手を丸めて水を口に含んだ。それは爽快で、君を元気づけてくれた。
左手を見ると、手入れの行き届いた住宅街に続く道が伸びている。一方、右手を少し行った先には、広々とした広場が開けている。
君は通りすがりの生き物を呼び止めた。「ちょっといいかな。少し尋ねたいんだが…。」
そいつはぺこりとお辞儀をしたが、そのまま道を急いでいってしまった。不愉快過ぎてそれ以上話し掛ける気にもならない。
他にできることは何もない。君は自分で道を探さねばならない。

狭く曲がりくねった左の道を進むことにする。
店や小屋を通り過ぎる。早い時間帯なので店はまだ開いていないが、活動の始まる気配が家の中からする。
窓から1つ顔が出て、通り過ぎる君を見つめている。だが、そいつの目は閉じられたままで、本当に君に気づいているのか確かなことは分からない。
歩みを進める。別の生き物が通りに交わる戸口に立って、自分の身体を洗っている。そいつの顔は面長で、やせ細って華奢な体つきをしている。正確には人間でもエルヴィンでもないが、その中間のように見える。
君が通り過ぎても、そいつは君に気づいていないようだ。
低いアーチの下で道は終わり、そこでは若者がぶらぶらとたむろして、会話したり溝に石を蹴り込んだりしている。彼らは君に気づくと、仲間内で指を差したり話をし始めた。
君は立ち止まって彼らを見た。彼らも目を閉じているが、どういうわけか君が見えている。もしくは君の立てた音を聞いただけなのだろうか?
道の片側に抜け道を見つける。君が滑り込むと、若者達はすぐに君を追ってきた!
彼らの足は速かった。君は奴らをまくために素早く移動しなければならない。だが、ここの道は狭く見通しがきかないので、近づくまで曲がり角に何があるかさっぱり分からない。

まっすぐ走ると、かつては十字路だったものの今は崩壊した建物に前方が塞がれた場所に出くわす。
若者達はすぐ後ろまで迫っている!

君は左に方向転換した。別の建物を通り過ぎ、次の十字路に出る。まっすぐ進んだ先の地面に、金属の輪のようなものが見える。
若者達は後ろにぴったりついてきている!

速度を緩めずに右に曲がる。道はそのまま続いているが、1区画先には右への曲がり角もある。
叫び声が聞こえる。若者達が少し後ろで転んだのだ。だが、君を見失ってはいないようだ。

曲がり角を右に進んだ時、君の心は沈んだ。通りの先は石で塞がれていたのだ。最初に入った横道で見かけたのと同じ崩落した建物が見える、つまりぐるっと円を描いて走っていたのだ!
奴らはすぐ後ろだ。もう逃げ道は残されていない。
「gAK!」
君は黒い仮面を取り出して呪文を唱えた。君の動作を見ていないにもかかわらず、そいつらは突然前かがみになりうずくまった。恐怖に駆られているようだ。
しばらくして1人が通りの向こうへ駆け出すと、残りの連中も一斉に後に続いていった。


【変化点】
・現在/最大体力:13/20→18/20(泉)

【感想】
ようやく河を渡りました。寄り道のせいでずいぶん時間がかかりましたが、それがゲームブックの基本かつ醍醐味ということで。
この場所の泉は以前のものよりなぜか回復量が多くなっています。
いきなりカーレのガンたるレッドアイに絡まれ、入り口の罠もさっそく登場。逃げ切る選択肢もありますが、それだと立ち寄るべき場所も通り過ぎてしまうことに。
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