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S3-14 10日目:第2の灯台に光を灯す [ソーサリー3:七匹の大蛇]

階段を一番上まで登り、天井を覆う闇ツルを剣で叩き切る。ツルからどろっとした樹液がにじみ出て、床の上に滴り始める。
ツルを切り裂いていくと、落とし戸が姿を現した。かんぬきで閉じられている。
だが、今や君の腕は樹液まみれで、しかもだんだん冷えて硬くなってきた。
腕を開いて呪文を唱えようとするものの、魔法を生み出す前に腕が今の位置のまま動かなくなった。魔法は泡となって消え、君は両腕を頭の上に掲げた状態のまま、像のように硬い殻に覆われてしまった。
そんな極端な状況が極端な処置を君に思いつかせた。体重を左右に移動させるうちに君の身体は傾いていき、ついにはバランスを崩して階段から転げ落ちた…。
床に落下した衝撃で、君の身体を覆った琥珀色の殻が砕ける。再び自由になった!
自由を取り戻した君は、階段に取って返すとかんぬきを引き抜いた。屋根の蓋が下りて開き、上から涼しげな星明りが差し込む。
さあ、移動する頃合いだ。平原に戻ることもできるし、塔の天辺に行くこともできる。

天井窓を抜けると、強い風が吹き付けてきた。ここはバドゥーバク平原北部にある石の塔の天辺だ。床には軸受けの軌道が設けられ、その上に青水晶がはめ込まれた黄銅製の筒の台が載っている。塔の床の片隅には、今君が開けた落とし戸がある。
全方向の景色を眺めながらその場でくるりと回る。今や地割れには水が流れ、最初の塔の光が当たった場所は緑があふれている。それを見た君の目から涙がこぼれる。
この塔の筒は以前見た物とそっくりだが、こちらの方がやや細く、50センチほど長い。機械を復活させるのに少し手間取ったものの、やがて筒から光線が出て土地を照らし出した。光に触れた時、君は急に元気になった。
君は機械の位置と焦点を慎重に調節した。光の下、大地が姿を変えていく。結果に満足して、君は胸壁の刻み目の1つに光源を固定した。
その場を後にして、落とし戸をくぐって塔の内部へ戻る。さらに塔の基部を出て、闇夜の中へと踏み出す。

平原をとぼとぼと歩く。進むに従い、草地は砂埃へと変わった。太陽石の光が2回明滅し、それから消えた。真夜中は静かで寒い。
地面の石の一部が、明るい黄色の奇妙な苔に覆われている。
興味をそそられ、苔を一掴み手に取る。それはみずみずしく、先端がやけに尖っている。鼻に持っていくと、レモンと濃厚なチーズと肥料を全部一緒にしたような匂いがする。カーレで飲んだ水が思い出される。あれは効果てきめんだった。
ためらいがちに舌の上で苔を味わう。味は良くなかったが、苦くはない。おそらく毒ではないのではないか?
勇気が出てきて、苔をひと塊口の中に入れて噛む。濃厚な黄色い汁があごから滴る。飲み下すのに苦労したが、そうした途端、胃から温かさが身体中に広がった。
この苔の正体が何であれ、とても身体に良いようだ!暗闇にもめげず、旅を続けることにしよう。


【変化点】
・現在/最大体力:17/19→19/19(青水晶)

【感想】
前述しましたが、灯台の光を浴びると体力は回復して大地は緑に帰るので、一見するといいことばかりのように思えるのですが、どうやらそう単純な話ではないらしいのです。
なお、この苔が味わえるのは旧世界だけです。
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日数縛りをした上でお気に入りイベントをこなすためには、細心の注意を払ってビームを調整し、さらに時の風も利用する必要がありました。
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S3-13 10日目:新たに灯台を発見するも、毒薬で死にかける [ソーサリー3:七匹の大蛇]

暗闇の中、道をたどって歩き続ける。
平原は広大で空虚だ。南には地割れが口を開けている。北に向かって、石だらけの緩い上り道が伸びている。
途中で道を外れ、灯台の光で荒野から姿を変えた原っぱを歩く。月が昇り、星も多くなってきた。
やがて、石でできた塔の基部に着く。月光が扉の輪郭を照らし出す。
扉を試してみるが、鍵がかかっている。だが少なくとも、前の塔とは違い、こちらには扉がある。
「DOP!」
天上の星を探り、呪文を形作る。すると、扉の内側でカチッという音がして、扉はすぐに両側に開いた。
星がどんどん増えてきた。

扉を抜けてひんやりした塔の中に入る。最後に誰かが足跡を残してからどれだけの年月が経ったのだろう?
洞穴のように広くて深い空間に立つ。頭上は闇の中で、屋根があるのか分からない。君の足音が虚ろに響く。空気には新鮮味がない。おそらく何世紀もこのままだったのだろう、部屋の空気は薄く気分が悪くなる。
淀んだ空気を胸一杯に吸い込むと、何か甘ったるい匂いがした。少ししてから、それが墓地や納骨堂の臭いに近いことに思い当たる。だが腐敗臭というわけではない。
部屋の隅を調べるが、ほぼ真っ暗闇の中では何も判別できない。塔に窓はないが、いずれにせよ外も暗いのだ。
「SUN!」
星を順番に身体の回りにまとわせていくと、太陽石が魔法の白い光を放ち始めた!暖かい光が部屋を満たす。
宝石の光の中で周囲を見回すと、石組みを登っていく影のような奇妙な形が目に入った。それは光から後退していく。闇ツタだ。階段と天井を分厚いマットのように覆っている。闇ツタは暗い場所にしか育たない、ツル状の植物だ。幸いなことに、過剰に食べ過ぎなければ害にはならない。ここに立ち込めている匂いは、この植物が放つ芳香だったのだ。
すぐには階段に向かわず、部屋の隅々を明かりで照らして調べる。興味を引く物はなさそうに思えてきた時、君は古い背負い袋らしき物につまずいた。
袋を開けると、驚いたことに垂れ蓋の内側にアナランドのなめし業者の焼き印を見つけた。中を漁ると、栓をされた3本の瓶を見つけた。
紫色の液体の瓶を持ち上げて振ってみる。液体の色は薄いが、微かに輝いている。これはもちろん、君にも分かる。ブリムベリーだ!素晴らしい発見だ。
茶色の瓶にはどろっとした得体の知れない油が入っている。栓を抜くと、木の香りが鼻をつく。これはカーレでも手に入れた木の皮のエッセンスだ。味見しなかったのは幸いだった!紫の瓶のそばにしまうことにする。
薄い黄色の液体はすっぱそうな見た目だ。瓶には蛇の印が描かれている。
栓を開けて、優雅に振ってから舐めてみる。
次の瞬間、喉が絞めつけられ、瞳が乾いてきた。これは毒だ!
吐こうとするが、舌がピンと伸びたまま麻痺してしまい、口を開けられない。最後の力を振り絞って精神を統一し、目を閉じて慈悲の神に祈る。
すぐに平穏さで身体が満たされる。クーガが君の身体を浄化してくれたのだ。ほっと溜息をつく。
黄色の瓶も荷物に加える。慎重に扱えば、どこかで役に立つかもしれない。
毒のせいで息もつかせぬほどパニックに陥った記憶はなおも残ったが、発見物に満足して背負い袋を閉じる。


【変化点】
・現在/最大体力:18/19→17/19(魔法)
・+ブリムベリーの搾り汁
・+木の皮のエッセンス
・+毒薬

【感想】
この袋はおそらく先行した別の勇者が置いていったものでしょう。第2部でヴァンゴーンを倒してすでに毒薬を入手している場合は、ここには毒薬は出てこない模様。
ところで、基本的には灯台の光が当たった場所は古代世界、当たっていない場所は旧世界となりますが、光が重複して当たった場所は旧世界となります。また、灯台の光の境界は常に揺らいでいるため、その辺りに移動する際は、主人公のアイコンをドラッグしたタイミングによっては旧世界になったり古代世界になったりします。例えば、ここの冒頭の灯台に入る直前の文章は旧世界の夜のもので非常にシンプルですが、古代世界の夜では以下のように長文でした。

道に沿って歩き続ける。歩くにつれ、道の舗装が滑らかで良くなる。まるでまぶたのない目のように、月がゆっくりと空を渡っていく。
広い草原を歩く。片側はさらさら音を立てて流れる河で、もう片方は暖かい夜に包まれている。どこか近くから、歌ったり飲み食いする音が聞こえてくる。近くに村があるに違いない。
浮かれ騒ぐ音がどこから来ているのか確かめようと立ち止まる。だが、草原を吹き抜ける風のせいでよく分からない。空では夜鳴き鳥が鳴いている。
河の水音に耳を澄ます。バドゥーバク峰の東のどこかには、あの名高いスナッタの森がある。いかにも大蛇が隠れそうな場所ではないか?
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S3-12 10日目:リンチ虫を撃退、地割れを飛び越える [ソーサリー3:七匹の大蛇]

進むにつれて、道がゆっくりと曲がっていく。足下の地面がひび割れ始めた。石がひび割れるたびに草が現れる。
やがて細かい埃の層に隠れて道が見えなくなった。今や、太陽は空の最後の四分の一のところまで来た。間もなく夜になる。
大きく口を開けた地割れが、少し道から外れた地面に走っている。地割れの始まる箇所から河が流れている。この平原はまるで、アナランドの結婚式に届けられた皿のようだ。渓谷はあり得ないほど広い。
西を見ると、道は渓谷の方へと曲がっている。かつてはそこを渡る橋の類があったのだろう。
東の方には、バドゥーバク峰の向こうにクラッタバク平原がある。湖にたどり着くにはそこを横断せねばならない。

夜の帳が下りた頃、道が地割れの端に突き当たった。どこか安全に眠れる場所を探す頃合いだ。もし夜通し歩き続けたなら、体が弱ってしまうだろう。空腹を抱えて長い距離を歩いた後ではなおさらだ。
行き止まりには古代の橋の残骸がある。風が地割れ沿いに音を立てて吹き抜ける。まるで河があざ笑っているようだ。
地割れの端ににじり寄って下を見下ろす。縁も陰になっているが、底まで何マイルもありそうだ。両側からは岩が滝のように降り注いでいる。
ここにはかつて橋があり、道が通っていたのだ。地獄の口に落ちる石は数個だったはずだ。
だが橋は遥か昔に崩落し、驚くような落差を君に見せるだけとなってしまっている。
突然、割れ目の端で動きがあった。長い突起が端から突き出し、それが曲がり、地面に引っ掛けられ、続いて何かが顔を出した…。
君は何かの生き物が身体を引っ張り上げるのを見守った。
それは長い6本足の昆虫だった。鉤のように曲がった顎と恐ろしげな棘を持ち、数日前に君が切り倒したマンティコアと同じ大きさをしている!
剣を抜いてそいつを待ち受ける。

<第1ラウンド>
リンチ虫が下あごを宙で交差させる。君を引っかくつもりだ。君が必死に振るった剣が奴に当たる。

<第2ラウンド>
優勢な君はそのまま攻める。奴の胸部に狙いをつけ、リンチ虫が近づいた時、剣を深々と突き刺す!果物をかみ砕くような音を立てて、固い外殻が少し割れる。
少しの間、そいつはバランスを崩して細い足でよろめいた。それから、前脚を跳ね上げて飛び掛かってくる。まるで、王の宮廷で踊り手があまりに場違いな行為をしているかのようだ。

<第3ラウンド>
君の剣が奴のわき腹をバラバラに切り裂く。さらに足を斬り飛ばし、突き刺し、斬り付け、ねじる。
リンチ虫は泥の中にくずおれた。

ほっと息をつく。恐ろしい虫を退治した。周囲を再び見回す。数羽の鳥が割れ目の中で弧を描いて飛んでいる。それから空高く舞い上っていく。
「fAL!」
呪文を唱えると、君の身体は通常より遥かに軽くなった。
「HUF!」
更に呪文を唱え、角笛を持ち上げて吹く。
角笛が呼び出した力強い風が、羽根ほどの重さになった君を捉え、空中へと連れ去る。

奈落をあっという間に越える。やがて徐々に体重が戻っていき、君はゆっくりと対岸に着地した。
荒涼とした平原がまた広がっている。背後では割れ目を抜ける風が音を立てていく。
時間を無駄にはできない。歩くにはちょうど良い涼しい夜だ。

果てしなく続く塵の平原をとぼとぼと横断する。月が昇り、周囲が銀の光に満たされる。
道は砂埃越しにかろうじて見える程度だ。道沿いに骨が2,3本散らばっている。
骨を手に取ってみる。ほっそりした大腿骨と長い腕の骨だ。エルヴィンかブラックエルフのものだろう。風で摩滅してカサカサになっている。


【変化点】
・現在/最大体力:19/19→18/19(魔法)

【感想】
今回は「fAL」と「HUF」のコンボで渓谷を越えましたが、どういうわけか「DOZ」を自分にかけることでも渡れます。
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S3-11 10日目:第1の灯台に光を灯す [ソーサリー3:七匹の大蛇]

この塔は明らかに、中心に据えられた黄銅の機械を格納するために建てられたものだ。
好奇心に突き動かされて調べてみる。真ん中の軸受けに大きな黄銅製の筒が載り、その先端は胸壁から少しはみ出ている。魔法使いの長の望遠鏡の一つにかなり似ているが、それにしても何故こんな複雑な装置を荒野に置いたのだろう?
筒の下の軸受けは機械を動かすためのものだろう。それより何より、床にはめ込まれている青水晶がとても印象的だ。青水晶は君が知っているような宝石ではない。その内部では光が明滅し、まるで中で何かが生きているようにさえ見える…。
筒の中を覗き見ても、中は何も見えない。そもそも接眼レンズがないのだから、これが望遠鏡であるはずがない!筒を押して塔の上を旋回させる。まるで最近油を差したかのように滑らかだ。だが、何も変わったことは起こりそうもない。
「SUS!」
星の光を束ねて身体の周りで形にすると、聞き慣れた穏やかな声が君に語り掛けてきた。この望遠鏡は大変強力なパワーを宿し、実際に大いなる害悪をもたらし得る、だがそれは今この場で君に対してではない、と。
そう告げると、呪文の力は消えていった。
水晶に触れてみる。君の指が表面をこすった時、何かが起きた。まるで勢いよく放り出されたかのように、身体が宙に引っ張られた感覚がする。
めまいと共に、君はバドゥーバク全土を見下ろしていた。それから少し後には、君はまた元のように立っていた。頭がガンガンするが、妙にパワーがみなぎっている。
手を伸ばして、もう一度水晶に触れようとしたが、思い止まった。青水晶がまばゆく輝いたかと思うと、突然濃密な光線が放出されたのだ。光線の奔流は大地を横切り、もやを切り裂き、陽炎のように景色を歪めた!
光線に照らされた大地に変化が起きた。先ほど目撃した魔法がまた起ころうとしている…。

今や光線の当たった大地では、違った光景が現れていた。鳥が飛び、優しい風がもやの中で花粉を運んでいる。
光に触れぬよう注意を払いながら光線を調べる。塔の端から数フィートの所で収束し、目まぐるしく色を変えながら外へ向かっている。光の当たった場所では草がどんどん伸びているが、その外側は荒れ地のままだ。
シャドラックが言っていた灯台はこれに違いない!軌道に沿って機械を動かすと、光線の当たる場所もそれにつれて移動した。
灯台に光を灯したまま、君は胸壁から身を躍らせた。

再び掴み草を頼りにテキパキと地面に下り、最後の数フィートは飛び降りる。
ここから南には、平原を西に横断する広い道が続いている。

草地を歩いて道に出る。太陽が傾くにつれ、空があざのような紫色へと変わっていく。またすぐ夜になるだろう。


【変化点】
・現在/最大体力:19/19→18/19(魔法)→19/19(青水晶)

【感想】
位置関係が少し分かりにくいですが、この装置は塔の丸天井の上に据えられており、青水晶がはめ込まれているのも、今主人公が立っている床も、この丸天井の上です。
また、「SUS」の呪文でも示唆されている通り、実はこの青水晶の光線を使うとこの地に悪影響が及ぶようです。その辺りの話は第4部で語られるのですが、あまりに複雑で、現時点ではまだよく理解できていません。この灯台を再起動せずに第3部をクリアするルートもあるのですが、その場合第4部にどんな違いが出てくるのかも興味深いところです。
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↑アプリ版独自システム、摩訶不思議な灯台。光を照射する箇所は360度調整可能ですが、遠くの場所や遮蔽物の向こう側には光が届かないこともあります。
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S3-10 10日目:灯台から平原を見渡す [ソーサリー3:七匹の大蛇]

草原を横切って進む。太陽が地平線に向かって傾き始めている。
シャドラックが『灯台』と呼んでいた塔の影の中に入る。塔の側面は余りに滑らかで自然のものとは到底思えない。それどころか、石やレンガを組んだものですらない。まるで1個の石やレンガを彫って作った巨大な駒のようだ。掴み草が羊毛の糸巻きのように塔の周囲にぐるぐる巻きついている。塔の向こうには河が音を立てて流れている。
戸口が見つかることを期待して、塔をぐるりと一周する。だが、何も見つからない。塔の側面は堅固な石造りだ。これが実際に塔であればの話だが。
塔の天辺で、金属のような何かが太陽の光できらりと輝いた。
首を伸ばし、太陽の眩しさに目を細めながら、何が光ったのか見極めようとする。黄銅の類が突き出ているように見える。人の手が入った金属や石があるのは奇妙な話だ。ここは不毛の地ではなかったのだろうか?
次に、河の流れをしばらく眺める。せせらぎの音は穏やかだが、対岸にも平原は続いている。いずれ、どうにかして渡らねばならないのだ!
掴み草をぐいっと引っ張る。ツルはロープのように強く、塔の石にしっかりと根を張っているようだ。しかも頂上まで続いている。

掴み草を握り、身軽に塔の外壁をよじ登る。生い茂った根が十分な足場を確保してくれるので、登攀は容易だ。
すぐに塔の天辺の胸壁にたどり着いた。

塔の最上部に立つ。荒野を渡る風が外套のフードをなびかせる。地面は茶色の海のように眼下に広がっている。
実のところ、そこは空っぽではなく、かろうじて立てるスペースがあるだけだった。塔の屋根の真ん中に据えられた大きな黄銅製の見慣れない機械が、床のほとんどを占めている。
ここからは全ての方向が見渡せる。東には低い山々があり、南から西にかけては断崖がぐるりと取り囲み、北には暗い地割れが走っている。
山に視線を走らせる。稜線はギザギザして、向こう側は見えない。山の頂で、黒い翼の何かが弧を描いて飛んでいる。ヨタカだろうか?それとももっと手ごわい何かだろうか?その斜面はフィッシュテイル・ロックから続く草に覆われ、特に緑が濃い。
君が下りてきた断崖に視線を戻す。階段の列が、何か黒い点を通り過ぎて下っている。あそこに洞窟がある!
束の間、東の深い森の中に山が突如現れた。だが、埃っぽい雲が晴れると、山は再び消え去っていた。
フィッシュテイル・ロックの周囲の平原は、緑豊かで陽気な印象を受ける。だがどの方向を見ても、緑地は唐突に荒れ地へと変わっている。暗い部屋の床に窓の月明かりが当たっているかのようだ。あるいは、よどんだ湖の水面から岩が一つだけ突き出ているような感じだ。
地割れは大地を真っ二つにしている。横断できないほど幅が広いことがここからでも分かる。君の心は沈んだ。
少しの間、河に水が流れているのが見えたが、しばらくするとまた見えなくなった。
地割れの向こうを眺めると、高い建物が見えた。ここと同じような別の塔ではないか?
視線を遠くから近くへ引き戻す。少し向こうで鳥が空を舞っている。


【手掛かり】
・断崖の洞窟:バクランドの入り口の断崖には洞窟がある…

【感想】
ここで景色が移ろう描写がありますが、これは誰が呼んだのか『時の風』という現象です。このように、バクランドの一部は旧世界と古代世界の間を行ったり来たりしているのですが、主人公が灯台を1つでも復活させると揺らぐ領域は減ります(全てなくなるわけではない)。
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↑暗い部分が旧世界、明るい部分が古代世界
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↑イシュタラ出現後のバドゥーバク平原
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S3-9 10日目:謎のつむじ風に助力を阻まれる [ソーサリー3:七匹の大蛇]

可能な場所では道の痕跡をたどり、残りは這い上りながら、草に覆われた岩や巨石を越えて進む。遮るもののない空から熱が降り注ぐ。
埃っぽい平原は野原へと変わった。それでもこの辺の草は、東の山脈から転がり落ちてきた岩で踏み散らかされている。
その時、どこかすぐ手の届きそうな近場から聞こえてくる奇妙な風切り音が、君の注意を引いた。音の出所は大岩の反対側だ。その風音は常に鳴り続けている。
岩の向こうを覗いてみると、君の目に奇妙な光景が飛び込んできた。この地方特有の呪いなのか、それとも珍しい気象現象なのか君には何とも言えなかったが、少し先に浮かんでいたのは、岩の間の窪みに留まって渦を巻くつむじ風だった。
小さなハエがつむじ風の上を飛んでいく。次の瞬間それは中に吸い込まれ、君の視界から消えた。
このじょうごのようなものは生きているのだろうか?その動き方から察するにそう見えるのだ。閉ざされた岩の間でもぞもぞと動いている。まるで傷ついて外に出る道を探してるかのようだ。
ほぼ剣の長さほどの距離まで、ゆっくりと這い寄る。そいつは相変わらず同じ場所で目まぐるしく回り続けている。ここからならもう少し様子が分かる‐何かが光っている内部を除けば。
再びつむじ風から距離を置く。それでもそれは無反応のままだ。
突然、どこか君の頭上から声がした。「アナランド人!伝言だよ!」
目を上げて右手の方を見る。岩壁に目を走らせると、ヤギのように岩から岩へと飛び移りながらやってくる少年を見つけた。
「伝言があるんだ!隠者シャドラックからだよ!」
「どうして俺を知ってるんだ?」
「シャドラックが僕に教えてくれたんだ。剣を持った男の人で、飢えた狼みたいな目をしてるって。」少年が答える。「あんたを見つけるように言われたんだ。火の大蛇についての伝言だよ。」
少年が山の斜面を下ってくる。
「どんな?」疑わしげに君が尋ねる。
「火の大蛇だって。あんたを追ってるんだ。あんたが眠ってる間に襲うつもりなんだよ!シャドラックがそう予見したんだ!」
少年は斜面をもう半ばまで下りている。岩の中のつむじ風のすぐ上だ。彼は飛び降りるつもりなのだ。
「待て!」
崖に片足を掛けて跳ぼうとした少年の動きが止まる。互いの目と目が合う。
だが、足の下の岩が滑って彼は転がり落ちた。落ちていきながら、彼の身体がつむじ風の方に引き寄せられていくのが分かる…。
「気をつけろ!」君が叫ぶが遅過ぎた。次の瞬間、少年はつむじ風にぶつかり、その中に消えてしまった。
つむじ風から離れ、他所へ移動することにする。その正体が何であれ、少年の身に起きた事を考えれば、あれは調査しないでおく方が良さそうだ。
ここからは2方向に道が分かれている。


【手掛かり】
・火の大蛇が君を追っている:火の大蛇が攻撃の機会をうかがって君を追っている!

【感想】
原作にも登場した謎のつむじ風。アプリ版ではその調査を続けると、そばに別の生き物が出現するイベントがあるのですが、それでも結局つむじ風の正体は分からずじまいです。
それとこの少年、こちらが魔法を使えば竜巻に吸い込まれずに済んで助けられるのですが、今回は非情にも見捨ててしまいました。彼は火・水・月の大蛇の弱点を教えてくれるので、ゲーム攻略上はとてもありがたいのですが、今回はこれから主人公が苦労しながらその情報を見つけていくつもりなので邪魔な存在なのです。火の大蛇の夜襲を警告してくれるだけで十分だったのです。少年、君はしゃべり過ぎなのだよ、フハハ。
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S3-8 10日目:シャドラックとの別れ [ソーサリー3:七匹の大蛇]

シャドラックが咳き込んで身震いする。
「友よ、」彼がつぶやく。「行かずに済めばよいのだが、わしはもう行かねばならん。輪を閉じるためにな。」彼は杖を手に立ち上がった。
「何をするつもりなんだ?」
「休息じゃよ。」それが心底ありがたいといった様子でため息をつく。「足を大地に踏ん張り、腕を枝として張り巡らし、地面に水がある限り日光を浴びるつもりじゃよ。これでさらばじゃ。」シーソーのように腕を広げて笑う。
急に酷く咳き込み始める。「もうあまり時間がなくてな。」
「さようなら。それと、ありがとう。」
シャドラックがうなずく。「お主とはまた会うじゃろう。思うに、わしらはすでに会ったことがあるんじゃ。」
洞穴の入り口で彼が手を振る。「その中に、お主に残していく物がある。では気をつけてな。イシュタラを行く時、お主が大蛇に襲われることはない。だが、元の時間に戻らねば奴らは倒せぬ。」
「どうすれば2つの場所を行き来できる?」
「灯台に行くといい。」彼が謎めいた答えを返す。「お主の時間でまだ残っているものがあれば、古代の光を少しは宿しておるやもしれん。少なくとも、ここの北に1つある。川のそばじゃ。」
腕を伸ばすと、彼は君の頭の両側に手を置いた。大いなる光が身体の中に流れ込んでくるのを感じる。それが終わると、彼は振り向いて草地を横切って歩み去った。
「待ってくれ!」
後ろから声を掛けるが、次の瞬間彼の姿はかき消え、草原に漂うもやの中に溶けていった。
彼の言葉を思い出す。この地は呪われてバラバラになった、と。彼は君を呼び寄せるために力を使ってくれたようだが、今再び離れ離れになったのだ。
洞穴の入り口に一人残される。
もう一度洞穴の中を覗き込むと、今度は壁のフックに奇妙な形の角が掛けられているのを見つけた。風変わりな形に曲がったそれには皮で装飾が施されている。この角笛は大変な希少品だ!
慎重に取り上げ、唇に持っていって一吹きする。澄んだ美しい音色が発せられると、その反響で空気が揺れ動いた。
贈り物のお礼をそっとつぶやく。

古道に戻り、岩を後にする。
北には、シャドラックが言っていた緑のツタに覆われた塔が垣間見える。西には、確かに以前にはなかった若い木がいつの間にか立っている。
太陽石の光が2度瞬き、それから消えた。


【変化点】
・現在/最大体力:13/19→19/19(祝福)
・+疾風の角笛

【手掛かり】
・7匹の大蛇の弱点:7匹の大蛇が君の旅を脅かしている。君の接近を大魔法使いに知らせようとしているのだ!だが奴らには皆弱点がある。もしそれを見つけられれば、奴らを倒せるだろう。

【感想】
原作同様、シャドラックは様々な情報を教えてくれる大変ありがたい存在です。今回の選択肢以外を選べば他にも有用な情報をまだまだ教えてくれますが、彼がこの世界にいられる時間には限りがあるため、全部を聞くことはできません。
例えば、蛇の指輪を見せた場合。

主人公「これが何か分かるだろうか?」
シャドラック「今まで目にしたことはなかったが、これは蛇の指輪じゃろう。古代世界には2つか3つしか存在しないがの。あるいは、お主には分からぬじゃろうが、唯一のものが2つの世界を行ったり来たりしているのやもしれん。」
主人公「何をしてくれるんだ?」
シャドラック「確か、呪文の触媒じゃったはず。どんな呪文なのかは知らぬが。お主も知っての通り、わしは魔法使いではないのでな。山の魔法使いを訪ねてみよ。ここから登って森を抜けるんじゃ。」

そんな彼の正体は、古代世界イシュタラの木の精霊のようです。S3-5で登場したあの木ですね。
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S3-7 10日目:交錯する2つの世界 [ソーサリー3:七匹の大蛇]

「ああ、お主か。」髭越しに重々しい口調で老人が答える。「来るのをずっと待っておったぞ。」周囲の景色を手で振って示す。「よう戻ってきた。」
「俺が誰だか知ってるのか?」君が尋ねる。
老人がうなずく。「そうじゃ。」彼が微笑む。「むろん、お主の使命は知っておる。お主の事なら何でもな。それに、お主もわしのことを知っとるのではないか?わしがシャドラックじゃ。」
君は荷物から伝言を引っ張り出した。「俺はこれを受け取った。」君が説明する。「あんたのことが書いてある。」
彼が巻物を手に取って、中身を調べる。「そちらの予言者は大したもんじゃ!いや、ふうむ。おそらくわしらが会うことは単に記憶されておったんじゃな。そうとも、それが最もあり得ることじゃ。」
読み進めるにつれ、彼が目を細める。「7匹の大蛇か。そうとも。これで、奴らがお前さんに送り込まれた理由が今分かったわい。」
「奴らについて何か知っているのか?」
「少しだけな。」考え事をしながら、彼がゆっくりとうなずく。「お主がカーレからここまで旅してきたのは知っておる。教えてくれ、あの街はどんな様子じゃ?」
「まだ元のままだ。」
シャドラックが深くうなずく。「わしは剣や斧で武装した沼ゴブリンの軍勢が崖をよじ登るのを目にした。そうなれば地平線に煙が立ち昇りそうなもんじゃが、そんなものは見えなかったしな。」
彼は乾いた草を地面から一掴み囲炉裏の中に放り投げた。一瞬炎が燃え盛る。
彼は話題を変えた。「これは警告じゃが、アナランドから来た者で、バクランドを横断しおおせた者はただの一人もおらぬ。」
「どんな危険が?」
「この地は呪われたんじゃ。」シャドラックが答える。「相当な岩や土地が失われ、あらゆる物事がバラバラになった。今やお主もそうなっておるぞ。」
「この呪いは払えるのか?」
シャドラックはしばし考えてから、ようやく答えた。「いや、まず無理じゃろうな。」
彼は2本の指を絡ませながら説明した。「旧世界と古代世界はいばらのように共生してきたんじゃ。片方を旅することは、もう片方を旅することでもあるんじゃ。」
「古代世界だって?」砂漠から草原に変わった土地を眺めながら君が尋ねる。
「イシュタラといってな、わしの故郷だった場所じゃ。」シャドラックがうなずく。「お主なら大歓迎じゃよ。」
不意にシャドラックがよろめく。彼は君に弱々しく微笑んだ。
「この呪いはどうやって降りかかってきたんだ?」
「わしには分からぬ。思うに大魔法使いの企みによって、わしらは皆忘却の彼方に追いやられたか、追いやられようとしているんじゃろう。そして、永遠に続く荒廃だけが残されるというわけじゃ。」
「だが何故だ?」
「お主のせいじゃよ。」シャドラックが鋭く答える。「大魔法使いはこの全土をお主を倒すための罠にするつもりなんじゃ。お主が奴を倒す前にな。奴はかなり破れかぶれになっておる、危険な敵じゃ。」
「つまり、大魔法使いは俺が来ることを知っているのか?」
「お主が来ることは知っておるが、今ここにいるとは知らぬ。できることなら、お主はこのまま知られぬようにすべきじゃ。」
今や、シャドラックは細かく震えている。髭の奥の顔色は蒼白だ。
「7匹の大蛇について何を知っている?」可能なうちに知るべきことを知ろうと、君は急いで尋ねた。
「大蛇は最も厄介な相手じゃ。」シャドラックが答える。「わしは奴らを何度も目撃したことがあるが、連中はただの蛇ではない。奴らにまつわる伝説を知っておるか?」
「教えてくれ。」
シャドラックはうなずいた後、酷く咳き込んだ。「今から何千年も昔‐お主には2,3年前じゃろうが‐マンパンの大魔法使いが、高地ザメンの洞窟に住みついた巨大ヒドラと戦い、これを倒した。」
「こいつが余りに手ごわかったため、大魔法使いはその7つの頭をマンパンに持ち帰り、自分の黒魔術で翼を持つ7匹の大蛇として蘇らせた。こうして、そいつらは彼お抱えの伝令、暗殺者、暗黒の軍隊となったわけじゃ。」
「今から数千年前だって?」
シャドラックが弱々しく笑う。「本当じゃよ。自分の回りを見るがいい。お主がこの谷に来た時、草に覆われてはおらなんだと思うが。」
彼の言う通りだ。ここは同じ谷だが、それでいて同じではない。
「俺には何が起きているのか理解できない。」
「そのうち分かる。」シャドラックが答える。「だが、それは自分で学ばねばならん。これだけは言っておく。それぞれの大蛇は自身の元となる精を持っておる。それは凄まじいパワーをもたらすが、その一方で大きな弱点にもなる。その弱点を見つけ出すのじゃ。そうすれば奴らを倒せるじゃろう。」


【感想】
ここで、アプリ版で新たに導入された世界観が語られました。旧世界と交わる古代世界イシュタラ。
それと、先発した勇者は全員失敗したようです。おそらくすでにバクランドで屍をさらしているのでしょう。(-人-)ナムナムチーン…
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S3-6 10日目:バドゥーバク平原南部を歩く [ソーサリー3:七匹の大蛇]

平原を歩き続け、古道に再び合流する。雲が空を滑るように流れていく。
道は乾燥地帯をくねくねと進む。やがて、もやの向こうに何かを見つける。塔ではなく、尖った岩だ。妙なことに、チカチカと瞬いている。
その時、背後で声がした。「もしもし。」
周囲を見回しても、道は無人のままだ。どの方向にも人っ子一人いない。
「どこにいるんだ?」フランカーが砂埃から実体化して君に会いに来たのではないかと半ば期待しながら、声を張り上げる。
返事はない。涼しい風が君のそばで音を立てる。ほんの少し前よりもさらに荒漠感が増した気がする。
無人の道を歩き続ける。

古道をたどり続ける。時間がたつにつれ、風が出てきた。
ここで道は分かれている。太い方は東の方角へ曲がりながら山を登っていく。落石が道以外の斜面を覆い尽くしている。
そびえ立つバドゥーバク峰を眺める。長い道の終着点で、主峰はかすんで見えなくなっている。
北に目を転じると、岩でごつごつした丘の中腹に沿って道が伸びている。少し先に、ことさら印象的な石塔がある。
歩くたびに足の下で石が転がる。

足下の地面が岩とガレ場になってきた。太陽が天頂に近づくにつれて風が強くなる。
尖った大岩の陰で一休みする。この一枚岩は、布地を突き抜けた鉤爪のように泥の上に鎮座している。かつては東に連なる山脈の一部だったか、または地殻変動によって地面からせり上がったのだろう。
岩の基部に洞穴が口を開けているのに気づく。
片手を剣に伸ばし、入り口に近づく。数歩先は真っ暗だ。
何者かが洞穴の内側の岩に伝言らしき言葉を刻んでいる。かろうじて判読できるが、古代のものに違いない。
「SUN!」
岩壁近くに太陽石を掲げると、古代に刻まれた伝言がかなり明瞭に判読できた。

 旅人よ!わしは随分昔からお主を待っておった。お主が望むならば、呼び寄せて進ぜよう。
 空に向かってわしの名を叫ぶといい。さすればお主の声がわしに届くじゃろう!
  ‐‐シャドラック

この伝言は名前を呼べと言っているようだ。だが、誰の名を呼ぶべきだろうか?
「シャドラック!」
君の声が平原に響き渡る。すると、それが遠くの雪崩を引き起こしたかのように、地面がグラグラと揺れ始めた。ふらついて膝をついてしまう。まるで大地が引き裂かれているかのようだ。あるいは大地に引っ込もうとしているのかもしれない。
何とか洞穴から這い出る。その時、地面についた手の指の間に草が生えていることに気づく…。

しばらくして、ふらつきながらも立ち上がる。少し気分が悪い。
君の身体に変化はなかったが、周囲はすっかり様変わりしていた。岩の尖った部分がもう1つ現れて2つになり、洞窟は一回り小さく暗くなっている。そして、洞穴の入り口の藪の中には囲炉裏がしつらえられ、火が燃えている。
洞穴の中から優しい歌声が聞こえてくる。それは氷の上を滑る砂利のような、耳障りな男の声だ。君には理解できない言葉で歌っているが、その旋律は君の魂を落ち着かせてくれた。
「シャドラック!」火に近づきながら声を掛ける。「俺はここにいるぞ。」
歌声が途絶える。咳とゼイゼイいう音が聞こえ、洞穴から1人の老人が杖にもたれながらよたよたと出てきた。
彼がシャドラックに違いない。だが、その顔は先ほど会った木の精霊のそれと同じではないか!


【変化点】
・現在/最大体力:11/19→13/19(魔法の歌)

【感想】
シャドラック以外の名前も叫べますが(サンサスとか)、間違った名前を選んでも特にペナルティはありませんでした。
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S3-5 10日目:木の精霊に道案内してもらう [ソーサリー3:七匹の大蛇]

ここからの道は不確かなことだらけだ。
バドゥーバクは不毛の地で、東部との境界をなす高い尾根を抜ける道は見当たらない。スナッタの森は尾根の東側にあるが地図には描かれていない。クラッタバク草原は未開の半人しか住んでいないという噂だ。スナッタの森より先にあるイルクララ峰を登る道はなく、その向こうの大きな湖には橋が架かっていない。
ザンズヌ連峰とマンパンはあり得ないくらい遥か遠くにある。しかも道を見つけなくてはならない。大魔法使いが王たちの冠を盗む際は、空飛ぶバードマンが送り込まれた。だが君は歩かなくてはならないのだ。
選択の余地はない。旧世界の未来は、君がこの干からびた平原を抜ける道を見つけられるかどうかにかかっているのだから。

道を離れて乾燥した平原を横切る。早朝の太陽が気温を上げていく。
しばらく歩くと、単調さを破る何かが見えてきた。石柱や建物にしては高過ぎるし細過ぎる。
近づいて初めて判別できたそれは、1本の傾いた木だった。葉はなく枯れている。
かつての森の最後の名残りに違いない。他の木が倒れる中で、何故これだけが生き残ったのか定かではないが。
向きを変えて歩み去ろうとした時、ある音に注意を引かれる。それは声だった。「旅人よ!」声は微かだがまだ聞こえる。「旅人よ!」
周囲や木の後ろを肩越しに見回す。だがどちらにも果てしない平原が広がるばかりだ。視界には誰もいない。
「そこにいるのは誰だ?」
「お主は旅人であろう?」どこか上の方から答える声がする。
「姿を現せ!」君が叫ぶ。
くすくす笑いのような乾いた音を立てて声が揺らぐ。「わしは隠れてなどいない。」そいつが答える。
「TEL!」
空の向こうの星を見すえ、スカルキャップを引っ張り出して魔法を紡ぐ。君の精神が広がっていく。
だが思ったような結果は得られなかった。近くには人間どころか、生き物すらいないのだ。代わりに『知性』が感じられた。重く、陰気で、濃厚な、古代の油のような思考だ。
この奇妙な何者かの存在に繋がろうと、君は感覚をさらに拡張させていった。だが、うまくいかなかったようだ。呪文が消え、君は目を開いた…。
開いた君の目は、別の誰かの目と向き合っていた。小枝が絡まり合ってできた目だ。
「旅人よ!」木でできた顔が物思いに沈んだ声で告げる。「お主は道に迷ったのじゃな。」
「お前は何者だ?」勇気を出して問いただす。
木はまるでそよ風が吹き抜けたかのように揺らめいた。たぶん笑っているのだろう。「わしは精霊じゃ。」そいつが答える。「そして古い友人でもある。」
「俺を案内してくれるか?」
一陣の風を受けて枝がさわめき、一瞬だけ顔が消える。
「バドゥーバクのシャドラックの居場所を探すがよい。」顔が答える。
「どうしてそれを知っている?」
枝がざわめいて揺れる。やはり笑っているのだ。「わしはシャドラックをよく知っているのだ。」そいつが答える。「それはもう、ずいぶん古くからな。」
「彼は何者なんだ?」君が尋ねる。
「シャドラックは隠者でな、賢い男じゃ。この荒野に住む者の中で最も親切な者の一人じゃよ。」そいつは一人だけで冗談を楽しむかのように、少しの間何かをつぶやいた。
「何が可笑しいんだ?」
「ああ、何でもない。」木がため息をつく。「シャドラックを見つけよ。そうすればお主にも理解できる。彼はフィッシュテイル・ロックでお主を待っておる。」
さらに強い風が吹き付け、枝を捉えてかき乱す。それが収まった時、顔は消えていた。
木の陰から出て歩み去る。


【手掛かり】
・隠者シャドラック:シャドラックは君を助けられる。彼はフィッシュテイル・ロックで見つけられる。

【感想】
アプリ版では、この木を「HOT」の魔法で燃やすことすらできてしまいます。S1-16で樹上の老人を殺害するのと同じ狂気を感じます…。
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