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2017年07月| 2017年08月 |- ブログトップ

S3-2 9日目:アナランドからの頼もしい使者 [ソーサリー3:七匹の大蛇]

古道の敷石は、もう見えないくらい埃と砂に埋もれている。君の背後には、港街カーレの大城壁がのしかかるようにそびえている。前方には荒漠とした平原と夜が広がっているだけだ。
最後に街を一瞥する。今まさに、ヴィックが街の主導権を掌握しようとしているのだ。狼の吠え声が平原を越えて響いてくる。
目をカーレから星へと移す。アナランドの塁壁から遠く離れたこの地で、星達はどのような手つかずの神秘を宿しているのだろう?
荒れ果てた道の一歩ごとに、君は安全から遠ざかり、未知の中へと踏み込んでいく。
何かが‐おそらくクーガだろう、君の感覚を刺激する。君以外に何者かの気配がする。鳥の鳴き声だ。それとも遠くの叫び声だろうか?
「YAP!」
呪文を唱えてかつらを被る。遠くの方から鳥の金切り声が聞こえてきたが、魔法が効果を表すと、それは意味のある言葉へと変わった。「いたぞ、あやつだ!」空から鋭い声がする。「うまそうな餌だぜ!」
「俺が最初に仕掛ける!」別の声が聞こえたかと思うと、1匹の獰猛なヨタカが、鉤爪を伸ばして君の首目がけて急降下してきた!
最速の身のこなしで剣を抜き、ヨタカに切りつける。通り過ぎざまの一撃を受け止め、羽根が舞う。
そいつは弧を描くと、仲間の群れに再び加わった。「目を狙え!」そいつが金切り声を上げる。
奴らは4羽いる。グルグル回って飛びながら、今にも攻撃してきそうな構えだ。
「LAW!」
鳥達が急降下しようとしたちょうどその時、君は呪文を唱え終えた。突然、そいつらは空中で金縛りに遭い、混乱した様子で羽ばたき始めた。
君が奴らの意思を支配したのだ。さあ、どうしてやろうか?
君は容赦なく、そいつらが互いに攻撃するよう仕向けた。辺りはすぐに、羽根や鉤爪やくちばしで大混乱となった。君は後ずさりして、奴らが戦いながらゴミへと変わっていく様を眺めた。
突然、ヨタカの混戦に異変が生じる。別の何かが輝きながら、連中のど真ん中に姿を現したのだ…。
高台に移動する。その間も、君の背後では奇妙な戦いが続いていた。1羽のヨタカの翼が枝のように折れ曲がる。2羽目が見えざる爪によって羽根をまき散らしながら引き裂かれる。
残りは散り散りになって飛び去った。後には、謎に包まれた救い手だけが残された。
姿の見えない生き物に向かって感謝の言葉を呼び掛けると、君の前で空気がざわめいた。それが何であれ、着地したようだ。目には見えないが、羽根の翼が立てる音が聞こえる。
ついに、君は状況を理解した。この生き物は金冠ワシだ。アナランド王が所有する高巣から遥々来たのだ!
巣はシャムタンティの壁の奥深くだ。ここまで飛んだら3日はかかるに違いない。なぜここに?
その生き物の姿が徐々に見えるようになってきた。ワシがくちばしを傾ける。
その体高は酒場の建物より高く、翼長は9人の騎手を一度に振り落とせるほど長い。
このワシ達は、そのパワーだけでなく隠密性によって、長らくアナランドの力強い味方となってきた。羽根を斜めに傾けて身体の周囲の光を反射させることで、上空では姿をほぼ隠すことができるのだ。
ワシにお辞儀をする。返答にワシはくちばしを開くと、何かを地面に落とした。
それは巻物入れの筒だった。中身が何であれ、非常に重要なものに違いない。さもなければ、これを届けるために君の居場所を知らせてしまう様な危険を王が冒すはずがないではないか!


【変化点】
・現在/最大体力:17/19→14/19(魔法)

【感想】
毎度お馴染みのヨタカ。結構侮れない連中です。「LAW」を使ってただ引き返させるのではなく、同士討ちをさせる辺り、時に非情な判断もできる主人公の側面が出せました。幸いにも、慈悲の神クーガは今回は文句を言ってきませんでした(時々言ってくる)。
アプリ版の金冠ワシは、ステルス性能があったり数人の人間を一度に運べたりと、非常にチートな能力を持っています。が、なぜ主人公をさっさとマンパンに運んでくれないのか、せめてカーレを越えるくらいはしてくれてもいいのではないかというもっともな問いかけが、第4部の終盤に投げかけられます。前者については、マンパンはバードマンに守られているため、いくら金冠ワシでも危険過ぎるという回答がありましたが、後者については結局うやむやのままです。アプリ版の製作者にも良い言い訳が見つからなかったのかも。
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S3-1 第3部開始時データ [ソーサリー3:七匹の大蛇]

【プロローグ】
アナランドを出発して9日目の夜になった。東の方には高い山脈が、まるで星々に掴みかかるかのようにそびえている。
荒涼とした不毛の地バドゥーバクの端に立つ。その向こうに、マンパン砦、大魔法使い、そして王たちの冠があるのだ。

ここまでの道のりは長かった。シャムタンティの丘を後にし、カーレに入った。そこではゴブリンによる破壊から街を救った。精霊の導き手は失ったが、慈悲の神クーガの信徒となった。
一時は奴隷商人に囚われたが、不注意な者に死をもたらすよう設計された古代の残酷な魔法の罠に打ち勝った。

だが、バクランドではまた状況が違ってくるだろう。
遥か昔、ザンズム連峰の高地にある魔法使いの要塞の手厚い庇護の下、かつてこの地は繁栄していた。それから何かが変わった。カーレにたどり着いた最後の避難民は、「何もかも無くなってしまった」とだけ語ったという。
その結果、北門は増築され、バクランドは置き去りにされた。

今や門は開かれた。門の向こうに広がる大地は呪われていると噂されている。国としてはまだ若いアナランドで、この地を横断した者はこれまで一人もいない。君が最初の一人となるのだ。旧世界が君を待っている。

【体力】
・現在/最大:17/19

【貴重品】
・金貨(65枚)
・蛇の指輪

【食料】
・保存食(6日分)
・リンゴ(1日分)

【信仰神】
・クーガ

【武器】
・アナランドの剣
・長剣(+2)
・伝説の剣(+4)
・銀の剣(-3)
・銀の鎖

【魔法の品】
・魔法の呪文の書
・蜜蝋(3回分)
・スカルキャップ
・鼻栓
・玉石(4個)
・ブリムベリーの搾り汁(3回分)
・ゴブリンの歯(4個)
・巨人の歯(1個)
・黒い仮面
・緑色のかつら
・骨の腕輪
・太陽石(2個)
・金張りの鏡

【鍵】
・銅の鍵
・銀の鍵

【その他】
・ロケット
・蛇の解毒剤
・火口箱
・危険探知の火
・2片のメモ(モウラスの破かれた覚え書き)
・謎の言語で書かれた巻物(フレイヤーの家で入手)
・第1貴人の肖像画
・第5貴人の肖像画
・第7貴人の肖像画
・縄梯子
・木の皮のエッセンス


【感想】
アプリ版の第3部は、ある仕掛けによりゲーム性が原作からガラリと変わっています。面白い試みではあると思うのですが、ストーリー重視のリプレイをする上ではいささか辛いものがあります。プレイヤー目線で見たらゲームクリアに好都合な行動であっても、主人公目線ではその行動の理由付けが難しい場合が出てくるからです。
とはいえ、クリアルートが圧倒的に増えたことで、何度もやり直して一番楽しめたのもこの第3部でした。アプリ版の個人的評価としては、ストーリー性では第2部、ゲーム性では第3部がそれぞれ一番です。乞うご期待!
WS011089a.jpg
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ちなみに、インパクトなら何と言っても第1部(ダドゥーリーの登場、ガザ・ムーンとの対決、アリアンナのキス[キスマーク]←くどい)。第4部は…、どうしてああなったんや[ふらふら]
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S2-109 第2部終了時データ [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

【エピローグ】
カーレを突破する冒険の旅を完遂した!
君は旅の中で、レッドアイからエルヴィンを救い、破壊からカーレの街を救い、精霊の導き手から慈悲の神クーガに替わった。スウィンドルストーンで22回勝負し、21勝1負だった。君は王たちの冠の真実、眠れぬラムの謎かけ、銀の武器が不死の者を傷つけることを知った。
君は見事な数の魔法の品を集めた。また、伝説の剣と7食分の食料、65枚の金貨、魔法の呪文の書を所持している。

【体力】
・現在/最大:17/19

【貴重品】
・金貨(65枚)
・蛇の指輪

【食料】
・保存食(6日分)
・リンゴ(1日分)

【信仰神】
・クーガ

【武器】
・アナランドの剣
・長剣(+2)
・伝説の剣(+4)
・銀の剣(-3)
・銀の鎖

【魔法の品】
・魔法の呪文の書
・蜜蝋(3回分)
・スカルキャップ
・鼻栓
・玉石(4個)
・ブリムベリーの搾り汁(3回分)
・ゴブリンの歯(4個)
・巨人の歯(1個)
・黒い仮面
・緑色のかつら
・骨の腕輪
・太陽石(2個)
・金張りの鏡

【鍵】
・銅の鍵
・銀の鍵
・4行詩

【その他】
・ロケット
・蛇の解毒剤
・火口箱
・危険探知の火
・2片のメモ(モウラスの破かれた覚え書き)
・謎の言語で書かれた巻物(フレイヤーの家で入手)
・第1貴人の肖像画
・第5貴人の肖像画
・第7貴人の肖像画
・縄梯子
・木の皮のエッセンス


【感想】
長かったカーレの旅もようやく終了!「罠の港街」の名に恥じない、凄まじいまでの危険・暴力・陰謀の数々でした。
アプリ版の第2部は、大幅な設定の追加と自由度の増加によって、ゲーム的にもストーリー的にも文句なしの名作になったと思います。
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使用できる魔法が増えてきました。今回はシティアドベンチャーということもあり、「DOP」や「TEL」の頻度が高くなりました。もっとまんべんなく使っていきたいところ。
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S2-108 9日目:ゴブリン軍を撃退、カーレを救う! [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

広場の反対側にたどり着き、巨大な門扉の下に立つ。
扉をノックして内なる声を呼び起こすと、声が告げてくる。「開門の呪文を唱えよ。」
目を閉じ、呪文を思い出そうと努める。
「クーガの慈悲とフォーガの誇り…」
「ゴーレム皮の鍵1つ…」
「奥に隠れた掛け金2つ…。」
「お前に命ずる 門よ大きく開け!」
後ずさりして、呪文のもたらす効果を見定める。
あの声は沈黙したままだ。
しばらくして扉がきしみ始めた。掛け金が外れ、木の羽目板が動き出す。門が開き始めたのだ!
声が響き渡る。「門はお前の制御下に入った。」
だがその動きはゆっくりだ。はっとして肩越しに振り返ると、ゴブリンの軍勢が井戸小屋から飛び出してくるのが見えた。こっちに向かってくる!
君は門の間をすり抜けて、ついにバクランドへと踏み出した。

闇の中で人影が動き回り、門へ殺到してくる。ゴブリンがどんどん湧き出しているのだ…。
「門よ!」破れかぶれになって君が命じる。「閉じてくれ!」
門はすぐに従った。罠のようにぐんぐん閉まっていく。完全に閉じる前、中庭の向こうに動きがあった。陰から出てきたのはウェアウルフの群れだった。ヴィックの手の者が街を守ろうと繰り出してきたのだ!
その時、街の外の丘のふもとから赤ら顔の沼ゴブリンが姿を現した。死んだ牛に群がるハエのように、閉じた門へ向かっていく。そいつらは城塞を越えようと、人垣を作り始めた。
ゴブリンを倒さねば。
と、まるで君が命じたかのように、幽霊のような姿が君の前の空中に現れた。ロラグだ。
「門を制御しろ。」彼がささやく。「門のパワーを使え。」
「やり方が分からない。」君が言い返す。
今やゴブリンどもは壁の天辺にたどり着きつつあった。森に火矢を放つ輩も出始めている。
「門を操るのじゃ!」魔法使いが怒鳴り返してくる。「使え!」
絶望的だ。知りもしない魔法をどうすれば使えるというのだ?目を閉じると、怒りと不満が湧き上がってくるのを感じる。忌まわしいゴブリン、おせっかい焼きの幽霊、長く困難な道のり、まだ見ぬ敵、全てが狼のような牙となり、君に咬みついてくる。
突然轟音が響き渡り、何かが焦げる臭いが立ち込めた。
目を開く。視界にゴブリンは見当たらない。ただ、門の周りに燃えかすとなった草とすすの山があるばかりだ。
幽霊が君に向かってゆっくりとうなずく。「よくぞやってくれた。これまでこの門には、街の全住民、盗賊、ペテン師、殺人鬼の憎悪が何世紀も貯め込まれていたのじゃ。少しばかり漏れた分はレッドアイを生み出したがの。残りのほとんどはこの時を待っておった。これを使いこなせるほど強固な精神の持ち主をな。」
彼が道の先を指差す。「さあ行くがいい。気をつけてな。道は長い。」
君はうなずくと、背を向けて歩き出した。

少し歩いてから振り返る。門の外の平原はほとんど無人だ。沼ゴブリンも奴らの武器も、全て地上から一掃されたようだ。
カーレの街中も同じような状況なのだろう。剣のぶつかり合う音は止み、今は狼の遠吠えだけが聞こえてくる。
君はカーレを救ったのだ。不浄な街ではあるが、市民がゴブリンの剣で殺されるいわれはない。だがそれは君の力があればこそだった。
街に背を向ける。たどるべき道が前に続いている。バドゥーバク平原を抜け、マンパンの方へ。
開拓民居留地を去る間際、サイトマスターの軍曹が語った言葉を思い出す。「罠の都市を抜けてしまえば、お前はバクランドへ入ることになる。そこでは昼と夜が太陽以外の力で司られているという。それと、カーレから向こうでは、お前は常に見張られることになるぞ。」


【感想】
北門には住民の憎悪が何世紀にもわたって蓄えられていたようです。全ては、この時に破壊的パワーを放つために。レッドアイの居住区が北門に近い理由もこれで納得。
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最後の旗には、「バドゥーバクへ」と書かれています。
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S2-107 9日目:意外な再会を果たす [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

立ち止まり、陰の中にしゃがんで目を凝らす。暗闇の中で動いているものが何であれ、それはうようよいる。
その時、一筋の月明かりがそのうちの1体の姿をくっきりと映し出した。
ガッチリした鎧を着こんだ狼‐いや違う、ウェアウルフだ。鎧は以前君が目にしたものと同じだ。
だが問題はない。前回こいつを打ち負かしたのだから。
そいつらを血祭りに上げようと、鞘から剣を抜こうとした最後の瞬間、君は凍り付いた。数匹のウェアウルフなら剣で倒せるだろう。だが、奴らはそれ以上いたのだ。
10、20、30匹。ウェアウルフが陰から道へ飛び出してきて、君を半円状に取り囲んだ。
剣を鞘に納めて敵意がないことを示す。奴らはじりじりと近づいてきたが、攻撃はしてこなかった。
その時、1人の男が木立から姿を現した。「そこのあんたは誰だ?」男が問いかける。「味方か、それとも敵か?」
「味方だ。」
男は黙ったままだ。何かを待っているのは明らかだ。だが何を待っているのだろう?
「俺はヴィックの知り合いだ。」君が付け加える。
男が片方の眉を吊り上げる。「彼は危険な男だと聞いている。」男はゆっくりとしゃべりながら、君の表情を観察している。
「だが、高潔な志を抱いている。」
「もし彼がここにいたら、まんざらでもないと思ったかもな。」男が答える。
この男はおそらく人を殺したことはないのだろう。興奮状態で恐怖を払いのけているに過ぎない。
だが彼が腕を一振りして合図を送ると、狼どもは一斉に前に飛び出した。そのうちの2匹がよだれを垂らした顎で君の両手首に噛みつき、しっかりと押さえ込んだ。
「僕が指を1本動かしさえすれば、」震え声で彼が告げる。「あんたは二度とフォークを持てなくなるぞ。さあ、正直に答えろ。あんたは俺達の側か?それとも敵対する側なのか?」
男が近づいてきて、君は彼が誰なのか気づいた。彼は人間ではなく、痩せてやつれたあのエルヴィンだった。「逃げおおせたんだな!」驚いて君が声を上げる。
少しして彼も君に気づいた。レッドアイからの絶望的な逃走劇が脳裏に蘇ったようだ。
「友よ!」彼が叫ぶ。「そうさ、あんたが僕の命を救ってくれたんだ。」彼の身振りで、狼どもが攻撃を止める。
「今、俺もあんたに救われたわけだ。」君が答える。
エルヴィンがうなずく。「でも、ここに何の用があるんだい?冒険するには危険な場所だよ。今夜、ここにヴィックの狼が集まるんだ。街を乗っ取るためにね。」
「もうすぐ北門のそばにゴブリンどもが湧いて出てくるぞ。」
エルヴィンが君を見つめる。「本当なのかい?それは大変な知らせだ。ヴィックに伝えないと。」お辞儀をして彼が言う。「また借りができてしまったな。」
そう言うと、彼は狼の群れに合図して林の中に姿を消した。

再び北門にたどり着く。辺りは空っぽだ。ゴブリンの軍勢はまだ出てきていない。
片側には向こうの方に壁があるが、他に遮蔽物はない。
時間を無駄にすることなく、君は門へと歩み寄った。


【感想】
S2-80に登場したあのエルヴィン、アプリ版ではヴィックの一味という役割を与えられました。無事逃げおおせたようで何より。挿絵に描かれたあの怪しい雰囲気の通り、ただ者じゃなかったということで。
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S2-106 9日目:ピラミッドの頂きに立つ [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

階段に戻り、ピラミッドの頂上まで登り切る。
すっかり夜になった。平穏な静けさの中、星が空一面に広がっている。だがその静寂の下には、覇権を巡ってぶつかり合う人々の本能‐闘争心が覆い隠されている。
空を振り仰いで星を見上げる。この街に来てから、これほどまでに星を目にしたことはない。おそらく、街の光や煤煙よりも高い所にいるからだろう。あるいは、この神聖な場所には星が多く集まっているのかもしれない。そして、もし君がただの妖術師などではなく真の魔法使いならば、ひょっとしてここで使える呪文を知っているのではないか?
上体を反らして、今までに学んだ星を見つけようと空を眺める…。
「TAK!」
試しに星を配列してみると、魔法ができ上がった!手首にチクチクする感覚が走る。見下ろすと、手のひらに火花が閃いているのが見えた。その色はある時は金色で、それから白、黒とどんどん移ろい変わっていく。
指を曲げて火花を掴もうと待ち受ける。光の瞬きはどんどん速くなっていく。火花の陰影が重要なのだろうか?特定の色を掴むことなどできるのだろうか?それとも運を天に任せるべきか?
黒い火花のタイミングで指を固く閉じる。手の中の火花は熱かったが、痛みは速やかに消え、再び指を開くとそこには黒い木でできた仮面があった。
やがて、火花と呪文が消えた。君はクーガの神殿に秘められた秘密の呪文の1つを見出したのだ!

冷たい風が骨にまでしみる。
街を見渡す。北門方向の林の中に松明の明かりが見える。そして狼の遠吠えも聞こえてくる。
振り返ると、カーレの明かりの並びが見える。お祭り騒ぎ、酔っ払い、夜盗の叫び声も聞こえてくる。
カーレの人々は何が近づきつつあるのか分かっていないのだ。
眺めは実に素晴らしいが、君の旅はまだまだ続く。ピラミッドを下る長い道のりに取り掛かる。

神殿の開口部を通り過ぎる。
帰りは行きよりもたやすい。

半分まで来たところで、立ち止まって一休みする。
それから素早く階段を下って、道が分岐した所まで戻る。
ぬかるんだ地面には、人型の足跡に混じって、動物の足跡がたくさん残されている。

掴みかかってくる木々や生い茂った藪の間を歩く。
北門がようやく視界に入った。道の先にある警備詰所や背の低い小屋の上に、堂々とした構えの華麗な木の門が見える。
立ち止まって詰所を眺める。いたって静かだ。穴の開いた屋根のものや、煙突にツタの巻き付いたものもある。打ち捨てられているのだろうか?
北門までの道はまだ長く、シャムタンティの丘以降ではお目にかかったこともないような深い原生林が立ち並んでいる。
騒々しい足音を立てぬよう、ゆっくりと歩を進める。その時、何かが君の視野に入る。道の両側の陰の中で何かが動いた。松明の明かりが見える。


【変化点】
・現在/最大体力:19/19→17/19(疲労)
・+黒い仮面

【感想】
ここでは当てずっぽうで1つだけ呪文を唱えることができ、以下のような結果が得られます。
 LAK(嵐が発生、ずぶ濡れになるが無害)
 LUK(不思議な感覚があるものの効果は不明)
 PAR(街中の猫が鳴きわめく)
 TAK(魔法の道具を入手、火花の色で品物が変化)
 TUK(お腹一杯になって体力回復)
 TAR(一瞬像のように身体が固まった後に体力回復)
 上記以外(体力-4)
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