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2017年06月| 2017年07月 |- ブログトップ

S2-103 9日目:墓地を抜けて神殿へ [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

来た道を引き返し、墓場の向かい側を目指す。
門のそばに今は使われていない井戸があった。おそらく、かつては埋葬前にここで遺体を清めるのに使われたのだろう。
井戸小屋に近づいて中を覗き込む。もちろん中は真っ暗だ。永遠に下へ続くかのようだ。
その時、井戸の中に何かが見えたような気がした。だが、それはすぐに見えなくなった。月の光の錯覚だろうか?
巻き上げ機を回してつるべを引き上げる。桶には澄んだ水がなみなみと入っている。今まで試してきた泉の水と同様に新鮮なのだろうか?
手で水をすくって味わってみる。こんな立地にもかかわらず、水は澄んで爽やかだ!おかげで気分が随分良くなった。
墓地の裏門がちょうつがいからぶら下がっている。年月のせいではない。たぶん、何かを通すために広げようとして解体されたのだろう。
門の向こうは深い森だ。

うっそうとした森の中で狭まっていく道を30分ほど歩くと、分岐点に出た。
左はまだまだ道が細くなっていく。遠くの方に、松明の明かりが樹間にちらちらと見える。北門だろうか?
右はギザギザした濃い影の中だ。まるで城塞の上に巨像が座って沈思黙考しているかのようだ。だがそれは、百段はありそうな段差から成る神殿のものだった。
幽霊がこの道を行ったり来たりしているかのように、冷たい風が君に吹き付ける。木々がざわざわと揺れる。
夜が深まってきた。行動しなければならない。

そびえ立つ神殿の基部に立つ。彫刻が施された石のブロックを積み上げたこの建物は、街の壁よりも高く、夕方の一番星を塔の最上部で最初に見られる場所に位置している。
首を傾げて、開口部を探す。ようやく見つかった。上から3分の1ほどの高さにあるが、そこまではかなり登らなければならない。
あまり熱心ではない礼拝者のためか、小さなガーゴイルが階段のそばに置かれ、寄付を受け取ろうと口を開けている。
ガーゴイル像は小さいものの猛犬のような姿をしている。長い爪、鋭い角、尖った髭、大きく開いた口、飛び出た舌。喉の奥には硬貨の形をした隙間がある。

身体を引っ張り上げながら最初の段をよじ登る。この神殿は巨人のために建てられたか、登るという行為が信仰の形とみなされたかのどちらかだろう。
次の数段も同じように疲れるものだった。最初に荷物を放り上げ、それに自分が続く。
「fAL!」
呪文を唱え、体重を羽根の重さほどまで減らす。ようやく登攀が苦にならなくなった!

自分の呪文に感謝しながら、君は根気強く登り続けた。
登れば登るほど登攀は楽になり、ほどなくして段は腰の高さまで低くなった。神殿の設計者は、ピラミッドの斜面に視覚的な錯覚を取り入れていたのだ。

半分くらいまで来た。街の壁の高さと同じくらいだ。ここで一休みしよう。
磨かれた金属でできたガーゴイルの装飾が、ピラミッドのこの段の壁を取り巻いている。
ここからは城壁の天辺しか見えない。その向こうには、バクランドの沼地の暗闇があるばかりだ。
ピラミッドの側面を回り込んで北側へ移動する。野放図に生い茂った林の間に真っすぐ続く道が目に入る。もうほとんど使われていないのだろう。その先の北門も見えるが、荒れ果てているように見える。
その時、林の間に先ほども見かけた松明の明かりが1つ灯っていることに気づく。


【変化点】
・現在/最大体力:17/19→19/19(井戸水)→18/19(魔法)

【感想】
ガーゴイルに金貨を1枚寄付をすると、体力を少し回復できます。
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S2-102 9日目:過去との対話 [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

シンヴァが君に尋ねる。「だがそれよりも、アナランドが欲しがるようなものがバクランドにあるのか?」
「マンパンと王たちの冠だ。」
シンヴァは驚いたようだ。「冠じゃと?どんな?」
「盗まれたんだ。」
彼の顔は深い苦悩に沈んだ。「ならば、今日は死ぬには良い日取りというもの。お主も知っての通り、王たちの冠はこの世界が誕生したばかりの、今の我々には強大過ぎる力が地上を闊歩していた頃の古代の産物でな。その力が気まぐれで生き物や魂を形作り、大地や海を御心のままに生み出したのじゃ。冠が何を成すのか知っておるか?」
「支配下に置く力を与えるんだ。」
「簡単に言えばそうなるが、それ以上のものじゃ。かつてわしは冠の支配に囚われたことがあった。」彼が身震いする。「あれがレンドルランドからブライスに到着した時、わしは特使として宮廷にいた。冠はそうと悟られることなく、他者の意思を自分の意思で塗り替えることができるのじゃ。お主ならそのパワーが分かるであろう。冠の支配下に置かれた者は決して反感を抱くことはない。自分が隷属していると思ってないのだからな。」
老人の身体が君の眼前でボロボロと崩れていく。
「バクランドについて教えてくれないか?」
「ほとんど知らぬよ。ああ、じゃが幼い頃に聞いた対句を1つ覚えておる。聞きたいかね?」
「頼む。」
「『眠らぬ雄羊(ラム)を眠らせたくば』、『偽者(シャム)と呼ばるる者探せ』。」シンヴァが首を振る。「『眠れぬラム』が何なのかわしには分からぬ。じゃが、ただの戯言などではあるまい。」
棺の蓋からおびただしい埃が降り注ぐ。
「ではこれにて、ご老公。」
「さらばじゃ、旅人よ。お主の人生と運命が、わしより良きものであらんことを。」自分の墓に戻りながら、彼がささやく。「わしの残りの命をそなたに授けよう。」
君は冷たい力の奔流が血管を駆け巡るのを感じた。
それから周り右をして階上へ向かう。
霊廟の向かいにある扉は開いたままだ。
戸口を抜けて小道へ出る。幽霊と会話した時の悪寒がまだ残っている。
キノコの輪を避けて進む。
夜の帳が下り、悲しげな音を立てる木々の間で有象無象が揺れている。ここにぐずぐず残らない方が良さそうだ。

墓石の間を曲がりながら続く道を行くと、墓地の中でも最も古い場所に出た。ここは城壁に近い角地だ。
ほとんどの墓石は今やただの瓦礫と化している。泥の中には数体の像が倒れており、彫刻の彫られた棺を引き裂いて1本の木が生えている。
すぐに一番古そうな墓を見つけた。それは装飾の刻まれた柱に支えられた低い屋根のある小さな霊廟だった。銘文にはこう書いてある。

 カーレの創立者ロラグ ここに眠る

君はうなじの髪が逆立つのを感じた。これは門で会った幽霊の男の墓なのだ。
墓は簡素な石のキャビネットで、男の姿に似せて彫り込まれている。何世紀にもわたる風雨のため、長い灰色の髭しか判別できない。
銘文の下にはもっと長い銘板があるが、半ば風化して苔に覆われている。
もっと近づいて男の彫刻を眺める。クモの巣や泥を取り払うと、もう少し男の特徴が見えてきた。
ロラグで間違いない。彫像の目が君を見つめ返してくる。
銘文から泥をぬぐっても、文字は判別できそうにない。
銘文をこすって文字を読み取るには炭のようなものが必要だが、あいにくそんな物は持ち合わせていない。君はただ指で輪郭をなぞった。
墓を後にする。何かが君の足元を横切って走り去っていく。


【変化点】
・現在/最大体力:9/19→17/19(シンヴァ卿の祝福)

【手掛かり】
・眠れぬラム…:君はバクランドに関する手掛かりを得た。『眠れぬラムを眠らすため』、『シャムを探し出すがよい』。

【感想】
シンヴァ卿から、北門の呪文だけでなく、王たちの冠やバクランドの話まで聞けました。冠のパワーは確かにえげつないですな。
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S2-101 9日目:シンヴァ卿から北門の呪文の一行を入手 [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

前方に明かりを掲げ、再び階段に挑む。
古い階段を注意深く下り、静まり返った階下に降り立つ。
壁は湿っぽく腐敗臭が漂っている。唯一の音は、どこか奥の方から聞こえてくる水音だけだ。
そこは暗い広間だった。君の太陽石だけが辺りを照らし出している。
部屋の中央には、埃とクモの巣に覆われた棺がある。
棺に歩み寄る‐がはたと立ち止まる。鎖がガチャガチャ鳴る音がしたのだ。
蓋が動いている。
後ずさりして見守る。その時、幽霊のような姿がアルコーブの一つから現れた。
こいつは死霊だ。残忍に反った短剣を手に、情け容赦なく君に向かってスーッと近寄ってくる。
全ての幽霊と同様、死霊も銀の武器でなければ傷つけられない。だが、そいつが君を傷つけるのはたやすいのだ。
武器を振るうのに十分な広さのある場所まで後退する。そして素早い手さばきで、弓を背中から降ろし、矢をつがえる。
死霊は嫌悪感を覚える笑みを浮かべていた‐君が矢を放って腕に命中させるまでは。そいつは痛みで咆哮した。傷つけられたことに驚き、怒っているのだ!
続く戦いは激しいものになった。君が矢を射るたび、死霊が後ずさる。だが矢をつがえている間に、そいつは再び近づいて短剣で切りつけてくる。
矢が減ってきて、残りの本数が数えられるほどになった。1本失敗するたびに、シンヴァ卿の墓が君自身のものになる時も近づくということだ。
そして最後の1本になった。死霊がニタリと笑う。そいつは弱ってきているがまだ倒してはいない…。
死霊の心臓を直接狙って、最後の矢を放つ。
矢はあやまたず命中し、銀の矢じりが死霊の存在の奥深くへと埋め込まれた。そいつはチカチカと明滅した後、うめき声と共にくずおれた。それから冷たい石床の中へと融けていった。
戦いが終わり、地下聖堂に平和が訪れる。だがきしむ音が聞こえ、君は再び棺に視線を戻した。
蓋が開いて人が這い出てくる…。
人影の輪郭をじっと見つめる。それは化け物ではなく老人だった。
「旅人よ!」埃とクモの巣に喉を詰まらせながら、震え声で彼が語り掛ける。「わしはお主に大変な借りができた。ようやくわしの魂は安らかに眠ることができるのじゃからな。わしが死ぬ前に教えてくれぬか。どうすればお主に報いることができる?」
腐敗が進んでいるにもかかわらず、第5貴人の肖像画から、君には彼が誰なのか分かった。彼がシンヴァその人なのだ!
彼に挨拶しようと進み出る。「あんたがシンヴァ卿だな。」
老人がうなずく。「そうじゃ、かつてはな。」皮肉抜きで彼が薄く微笑む。「それで、お主は?」
「俺はアナランドから来た。」
シンヴァが埃だらけの眉毛を吊り上げる。「アナランドじゃと?アナランドがカーレの何に興味を持つというんじゃ?」光も魂も宿っていないにもかかわらず、彼の眼は鋭く突き刺すかのようだ。
「バクランドに行きたいんだ。」
「それならば、北門を通り抜けねばならんし、呪文も知らねばな。お主、もう知っとるのではないか?」
「いいや。」
「わしが知っておるのは1つだけじゃ。『ゴーレム皮の鍵1つ』」。残りも見つかるよう祈っておるぞ。」


【変化点】
・‐弓と銀の矢

【鍵】
シンヴァの行:ゴーレム皮の鍵1つ

【感想】
ついに北門の4行詩が完成!原作では何度やり直したことか。
この場面の死霊、原作では棺の中から出てきましたが、今回は別の場所(部屋にあるアルコーブ)から出てきたことになっています。死霊を倒すことで呪いが解ける点は同じのようです。
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S2-100 9日目:墓地からやり直し [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

過去に自分がたどらなかった道へと引っ張られていく。痛みは耐えがたいほどになり、そのせいで気が狂いそうになったちょうどその時、君はバラバラに引き裂かれた。それでも自分の存在と自我になんとかしがみつこうとするうちに、君は雲から転がり落ちた…。

意識を取り戻して、再び目を開く。周囲の光景はすっかり変わっていた。
君は今一度、街の共同墓地に立っていた。イチイと墓石が影を投げかけている。風が高い木々の間を音を立てて吹き抜ける。太陽は城壁の向こうに沈むところだ。

幾つかの墓石を通り過ぎ、またあの場所までやって来た。シンヴァ卿の霊廟だ。
前と同じように、扉の正面の階段の前にはキノコでできた輪があり、その中央には銀色の棒のようなものが見える。
「mAG!」
呪文を唱えて、魔法から守ってくれるベールで身体を覆う。
魔法の防御がきっと君の安全を確保してくれると信じ、キノコの輪の中に足を踏み入れる。
案の定、君の身には何ら危害は起こらなかった。それでも君は、これがただのキノコの集まりではないことをすでに知っている。
杭を地面から引き抜く。それは小剣だった。おそらく純銀で造られたものだ!

壁の落とす影の中、じっと立っていられないほど寒くなってきた。さっさと霊廟の中へ入ることにする。

中の空気はさらに凍るように冷たい。床は埃に覆われている。壁に沿って骨壺が並んでいるが、棺は見当たらない。
床面には何もないが、奥の角には暗闇へと続く石の階段がある。
「SUN!」
呪文を唱えると、荷物の中で太陽石が明滅し始め、それからどんどん明るくなっていった。ついには、青白くもまばゆい光で部屋を満たし、霊廟の中を照らし出してくれた。古びた石や埃、せいぜいその程度だ。君の心も明るく軽やかになった!

階下で目にするであろうものに恐れを抱くことなく、君は階段を進んだ。
だがその時、背後で音がした。振り返って後ろを見ると、扉が閉まろうとしているではないか!何らかのスイッチを踏んだに違いない。
閉じ込められるのを止めようと辺りに目を走らすが、壁から君を見つめ返す頭蓋骨があるばかりだ。それでも一か八かで、頭蓋骨を扉と壁の隙間に差し込んでみる。
扉はなおも動き続けた。頭蓋骨はあっという間に粉々に砕け、重い音と共に扉が閉じる。
轟音が部屋にこだまする。
君は目を閉じて、類人猿の精霊に熱心に祈りを捧げた。しばらくの後、最初は気のせいかと思ったが、やがて間違いなく地下のどこかから大きな衝撃音が聞こえた。まるで重量物が擦り切れたロープから落っこちたかのようだ。
それに応じて扉が激しく揺れる。扉を閉じている釣り合いの重しが外れたようだ。今なら扉を開けられる!
扉と壁の隙間に指を入れると、扉をこじ開けることができた。それからもう少し隙間が広がり、ついには墓場の冷たい空気が霊廟の中に入ってきた。何かが君のブーツを横切り、石の割れ目に駆け込む。
ほっと一安心して、ため息をつく。


【変化点】
・現在/最大体力:10/19→9/19(魔法)
・+銀の小剣(-3)

【感想】
一喜一憂する主人公。
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もちろん、もっと前の箇所に戻ってやり直せば、前回未入手のアイテムもゲットできるのですが(ドワーフ街の籠手、火事場の炭など)、この旅はまだまだ先が長いので(笑)、今回は最小限のやり直しとしました。
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