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S2-98 9日目:サンサスの最期とゴブリン連合軍の襲撃 [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

ゴブリンが門目がけてあふれ出てきた。体当たりでもしようというだろうか?
だが奴らは足を止めた。その中から小柄な一人の人物が進み出た。サンサスに違いない。彼は20匹近くのゴブリンを護衛に引き連れている。
その人物をよく見ようと、君は位置を変えた。彼は門の鍵に歩み寄ると、君には聞き取れない何かをつぶやいた。
しばらくして門が動き始めた。開いている!この街を離れる絶好の機会だ!
ゴブリンどもを驚かせて道を開けるため、君は恐れを抱かせるような祈りの言葉を大声で唱えながら突進した。
もうすぐ門を抜けられる‐とその時、突如壁の外から大きな鬨の声が上がった。何かが向かってくる…。
広場のど真ん中に立ちつくしてしまう。ここを上回る数のゴブリンが、門の向こうの小高い山や低い丘の背後から姿を現したのだ。数千はいる。
そいつらは完全武装でカーレを襲撃してきた。広場がゴブリンどもで埋め尽くされ、いとこ同士が荒々しく出会いを祝う。
サンサスが歓喜の叫びを上げる。「カーレの新しい始まりの日ぞ!」演説をするかのように、彼が手近なゴブリンの肩によじ登る。
その時、唐突にゴブリンどもが彼から手を離した。悲鳴を上げて彼が地面に倒れ込む。そこに剣が振り上げられた…。
絶叫が響き渡る。奴らはサンサスを殺した。一体ここで何が起こっているのだ?
ゴブリンどもは街を凶暴な目つきでにらみながら剣で盾を叩いている。
彼の頭飾りが君の足元まで転がり落ちてきた。サンサスのその扱い方から、君はこれにあの王たちの冠に似たような力が宿っていると思い込んでいた。だがそれは何でもない、ただの安っぽい鉄だった。かつてゴブリンの剣だった時の名残がまだある。
君はそれを投げ捨てると、再び門のそばの陰の中に身を引いた。

ゴブリンが次から次へと門から殺到してくる。そして隊列を組み始めた。
指揮官らしき者が担がれ、演説をぶつ。「カーレは堕ちる!」そいつが耳障りな声で叫ぶ。「さあ皆殺しだ!」
奴らの凶行が始まれば、門をすり抜けて旅を続けられるだろう。カーレが燃やされるままにするならの話だが…。
今はまだ門を抜けてくるゴブリンが多過ぎる。君は門の近くの陰の中で躊躇した。
「カーレは俺達のものだ!」剣を打ち鳴らしながら、奴らの指揮官が吠える。軍隊が街へ向かって道を下っていく。
君に奴らを止めるすべはない。広場の片隅で、軍隊が街に向かっていくのをただ見送る。夜気の中、連中の耳障りな歌が響いてくる。
数分後、火の手が上がった。奴らは林に火を放ったのだ。1時間もすれば、共同墓地を抜けて市場に雪崩れ込み、そして赤の地区まで達するだろう。
開いた門に目をやる。向こうにはバクランドが広がり、そこに君の残りの旅が待っている。カーレは焼き尽くされるだろうが、冠の奪還に失敗するわけにはいかない。
君は門に向かって踏み出した。
その時、声が呼ばわる。「止まれ。もっといい選択がある。」
周囲を見回すが、誰もいない。だが何かが起きている。沼ゴブリンの行進が鈍り、連中の血に飢えた挑発行為は滑稽なダンスへと変わった。広場の騒音が低くなる。
「わしは止まれといったのじゃ。」声が告げると、突如として君の身体は硬直した!
門のそばの松明の煙の中から人影が現れる。
それは髭の長い1人の老人だった。その瞳は深くて黒い。混乱したゴブリンの軍隊の間を抜けて進み出てきた彼の足は、幽霊のように透けている。少なくとも一部は幽霊なのだ。
「前に出よ。」彼が命じると、君の身体はそれに応じて勝手に動いた…。


【感想】
哀れサンサス。ゴブリンを支配したつもりが、体よく利用されただけのようです。
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