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S3-2 9日目:アナランドからの頼もしい使者 [ソーサリー3:七匹の大蛇]

古道の敷石は、もう見えないくらい砂埃に埋もれている。君の背後には、港街カーレの大城壁がのしかかるようにそびえている。前方には荒漠とした平原と夜が広がっているだけだ。
最後に街を一瞥する。今まさに、ヴィックが街の主導権を掌握しようとしているのだ。狼の吠え声が平原を越えて響いてくる。
目をカーレから星へと移す。アナランドの塁壁から遠く離れたこの地で、星達はどのような手つかずの神秘を宿しているのだろう?
荒れ果てた道の一歩ごとに、君は安全から遠ざかり、未知の中へと踏み込んでいく。
何かが‐おそらくクーガだろう、君の感覚を刺激する。君以外に何者かの気配がする。鳥の鳴き声だ。それとも遠くの叫び声だろうか?
「YAP!」
呪文を唱えてかつらを被る。遠くの方から鳥の金切り声が聞こえてきたが、魔法が効果を表すと、それは意味のある言葉へと変わった。「いたぞ、奴だ!」空から鋭い声がする。「うまそうな獲物だぜ!」
「俺が最初に仕掛ける!」別の声が聞こえたかと思うと、1匹の獰猛なヨタカが、鉤爪を伸ばして君の首目がけて急降下してきた!
最速の身のこなしで剣を抜き、ヨタカに切りつける。通り過ぎざまの一撃を受け止め、羽根が舞う。
そいつは弧を描くと、仲間の群れに再び加わった。「目を狙え!」そいつが金切り声を上げる。
奴らは4羽いる。グルグル回って飛びながら、今にも攻撃してきそうな構えだ。
「LAW!」
鳥達が急降下しようとしたちょうどその時、君は呪文を唱え終えた。突然、そいつらは空中で金縛りに遭い、混乱した様子で羽ばたき始めた。
君が奴らの意思を支配したのだ。さあ、どうしてやろうか?
君は容赦なく、そいつらが互いに攻撃するよう仕向けた。辺りはすぐに、羽根や鉤爪やくちばしで大混乱となった。君は後ずさりして、奴らが戦いながらゴミへと変わっていく様を眺めた。
突然、ヨタカの混戦に異変が生じる。別の何かが輝きながら、連中のど真ん中に姿を現したのだ…。
高台に移動する。その間も、君の背後では奇妙な戦いが続いていた。1羽のヨタカの翼が枝のように折れ曲がる。2羽目が見えざる爪によって羽根をまき散らしながら引き裂かれる。
残りは散り散りになって飛び去った。後には、謎に包まれた救い手だけが残された。
姿の見えない生き物に向かって感謝の言葉を呼び掛けると、君の前で空気がざわめいた。それが何であれ、着地したようだ。目には見えないが、羽根の翼が立てる音が聞こえる。
ついに、君は状況を理解した。この生き物は金冠ワシだ。アナランド王が所有する高巣から遥々来たのだ!
巣はシャムタンティの壁の奥深くだ。ここまで飛んだら3日はかかるに違いない。なぜここに?
その生き物の姿が徐々に見えるようになってきた。ワシがくちばしを傾ける。
その体高は酒場の建物より高く、翼長は9人の騎手を一度に振り落とせるほど長い。
このワシ達は、そのパワーだけでなく隠密性によって、長らくアナランドの力強い味方となってきた。羽根を斜めに傾けて身体の周囲の光を反射させることで、上空では姿をほぼ隠すことができるのだ。
ワシにお辞儀をする。返答にワシはくちばしを開くと、何かを地面に落とした。
それは巻物入れの筒だった。中身が何であれ、非常に重要なものに違いない。さもなければ、これを届けるために君の居場所を知らせてしまう様な危険を王が冒すはずがないではないか!


【変化点】
・現在/最大体力:17/19→14/19(魔法)

【感想】
毎度お馴染みのヨタカ。結構侮れない連中です。「LAW」を使ってただ引き返させるのではなく、同士討ちをさせる辺り、時に非情な判断もできる主人公の側面が出せました。幸いにも、慈悲の神クーガは今回は文句を言ってきませんでした(時々言ってくる)。
アプリ版の金冠ワシは、ステルス性能があったり数人の人間を一度に運べたりと、非常にチートな能力を持っています。が、なぜ主人公をさっさとマンパンに運んでくれないのか、せめてカーレを越えるくらいはしてくれてもいいのではないかというもっともな問いかけが、第4部の終盤に投げかけられます。前者については、マンパンはバードマンに守られているため、いくら金冠ワシでも危険過ぎるという回答がありましたが、後者については結局うやむやのままです。アプリ版の製作者にも良い言い訳が見つからなかったのかも。
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コメント 2

伝説の勇者

あの金冠ワシがこんなに強くなってるとは。
主人公を運搬しない理由…アナランドとしては、隠密性が売りである国防の切り札を、国外の者に見られる危険をむやみに冒したくない、といったところでしょうか。カーレを越えるまで運搬するといっても、バクランドまで3日かかるとなると、途中で主人公を降ろして自分もどこかで休憩しなければならず、主人公を降ろす着陸の際に自分や主人公が発見される恐れが出てきますし。
by 伝説の勇者 (2017-08-20 21:03) 

teamtomtom

その辺が理由として妥当かもしれませんね。でもそうなると、この伝令に秘密漏洩のリスクを冒す価値があるとはあまり思えないような気もしてきて…。
ところで、この金冠ワシはどうやって主人公の現在位置を突き止めたのでしょう?バクランドは広いし、そもそもまだカーレにいたかもしれないのに。
まあ、ゲームのことであれこれ考え過ぎてもつまらないですね(笑)。
by teamtomtom (2017-08-26 09:53) 

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