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S2-96 9日目:第1貴人サンサス改め狂王 [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

薄暗がりごしに、そしてすすや埃や髭越しに、男の人相を調べようと試みる。何だか見覚えのある顔だ‐以前どこかで見たことがあるのだ。
街の貴人達の肖像画を取り出す。画家が若かりし頃のサンサスを描いてから何年も経っているため、確かなことは分からない。それでも、目、鉤鼻、広い額、全ての点が一致しているように思える。このゴブリンの狂王は、本当にカーレの第1貴人サンサスなのだろうか?
王は肘掛けに腕を踏ん張って立ち上がろうとしたが、がくりと肩を落としてくずおれた。「静まれ。」彼がささやく。
部屋は急に静まり返った。
王の奇妙な頭飾りをもっとよく見ようと、君は暗がりの中で場所を移した。素材は判別できない‐鉄や鋼ではなさそうだが、貴金属でもない。それにもかかわらず、王はそれがまるでガラスでできているかのように極めて慎重に扱っている。
その時君は、フランカーを見逃した際に彼が語った話を思い出した。ゴブリンどもがシャムタンティの丘を採掘していたと。統率力を発揮する王たちの冠を創り出した金属を求めて。
もし奴らがそれを見つけていたとしたら?冠のパワーがこのゴブリンの集団を支配下に置いているのだとしたら?
王が指で頭飾りに触れる。あたかもそれが滑り落ちるのを恐れているかのように。
「我が僕達よ。」彼がささやく。「間もなく時は我らに訪れる。夜の帳が下りたその時、我らは立ち上がり、門を開ける。この不浄の街を洗い清めるのだ…。」
そこで彼は咳の発作に襲われ言葉を中断した。

上方の闇に消えている長い梯子を目指して、身体を陰に潜ませながら広間の周辺部を這い進むことにする。
ちょうど半分まで来た時、ゴブリンどもが互いに押し合いながら向きを変えた。思わず身体が硬直する。「長い旅はもうじき終わりを告げる!」王が宣言する。「この計画はズィーター卿を盲目にして乞食に貶めた時から始まった!ついに、評議会は破滅し、街は浄化されるであろう!」

広間の端までやって来た。君の肘の近くにいるゴブリンがつぶやく。「俺達ゃ、いつまでこれを聞かなきゃなんねえんだ?」そいつの仲間が腕に鉤爪を立てて黙らせる。
おかしい。もし頭飾りが冠のパワーを宿しているなら、そんな反抗的な態度は取れないはずなのに…。

梯子の基部への残り数歩を進む。いったん梯子を上り始めてしまえば君は丸見えだ。その頃合いは慎重に見極めねばならない。
王がついに立ち上がり、しわだらけの腕を宙に掲げる。「今夜、わしはお前達のために門を開く!」彼が叫ぶ。「そして我らはこの街を清めるのだ!」
君の前にいるゴブリンが歯をギシギシこすり合わせる。「この馬鹿げた話がもう1日続くなら、」そいつがぶつぶつ不平を言う。「その時は様子を見ないとな。」
王が万歳を叫ぶと、ゴブリンどもは剣を掲げて喝采で応えた。千の刃がきらめく‐が、その眩しさは彼らに極度の混乱をもたらした。全てのゴブリンが物陰を求めて縮こまり、その後で武器を求めて小競り合いを始めた。
ほとんどのゴブリンは奇妙な恍惚状態にあり、彼らの王に対して釘付けとなっている。それにもかかわらず、君の近くのごく少数は賛美するふりをしているだけだ。そいつらは不思議と、演技することに飽き飽きしている。
王が静粛を呼び掛けるが、ゴブリンどもは聞く耳を持たない。依然として剣のことでめちゃくちゃになったままだ。

混乱に乗じて素早く梯子に駆け寄る。2,3段登るまでは、君はどこからも丸見えになってしまう。まるで特大のネズミが階段をよじ登っているように見えるはずだ…。
だが君は機敏かつ隠密に階段を登ると、再び頭上の陰の中へと姿を隠しおおせた。


【感想】
いまいち分かりにくいですが、サンサスはゴブリンに「gOD」の呪文を掛けているようです。
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コメント 1

伝説の勇者

ついにゴブリン軍が出てきたかと思ったら、今度はついにサンサスが姿を見せましたか。
GODの魔法に頼っているという事は、あの金属はもうかつての力を持っていないんでしょうか。それともサンサスには力を引き出せないのか。
「門を開く」というのは、文字通り北門を開いてバクランドの部族を街に入れるという事でしょうか。しかし、ゴブリンのこの統率力では、ヴィック一味に返り討ちにされそうな気がします。
by 伝説の勇者 (2017-06-04 21:00) 

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