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S2-90 9日目:廃墟に住人を発見 [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

この生き物に対してそれ以上の関心を失くした君は、今度は箱の蓋を開けた。
中には入念に彫刻が施された小さな丸石が幾つか入っている。そのうちの1つを適当に選んで掴み出す。重くはないが、非常に滑らかだ。さほど丸くはなく、天辺には突起と窪みがある。
手の中で転がした時、それが何なのか気づく。リンゴの形に彫られたものなのだ!
箱の中を覗くと、他の食材もあった。リンゴ、パン、ヤギのチーズの塊、ハム…。どれもほぼ完璧に彫り込まれている。
この収集の目的を説明してくれる何かを求めて、箱の中を探る。だがそれ以上は何も見つからなかった。

家を後にし、傾いていく日光の中に出る。
粉砕された壁と雑草で覆われたがれきの間の道を進む。視界の隅を常に何かが動いている。ネズミが石やひび割れの下に隠れる場所を求めているのだ。
大きな石の噴水に沿って道が曲がる。噴水は片方に倒れ、空っぽの井戸の穴があらわになっている。穴は地中へと続いている。
噴水は基部から立ち昇る大蛇に似せて彫られている。そのあごは大理石でできた太陽を飲み込もうと開かれている。この噴水が動いていた時は、あごの開口部から水が噴き出して鱗の間を流れ落ちていたのだろう。まるで嵐によって大蛇が押し流されたかのように見えたはずだ。

荒れ地の縁の道をたどる。
しばらく行くと、左からの道と合流した。そちらには崩れた尖塔が見える。
君の背後には、今来た道とは別に、低い掘立小屋へと続く上り坂がある。
前方には高い木々の間を抜ける暗い道がある。荒れ地の果てまで来たのだ。

坂道を上り、小屋へ向かう。それは広場に張られた単なるテントで、張り綱は瓦礫で固定されている。
息を殺しても中からは何も聞こえない。中は空っぽなのかもしれない。確かに、あまりたくさん入りそうもない大きさだ。
小屋の中に踏み込んだ君は、思わず目をみはった。内部は、安物の装身具や小間物、古い装飾品、その他諸々のがらくたが、床から天井まで並んでいたのだ。幾つかは棚に山積みにされ、幾つかは天井から吊るされ、壁にもたせかけているものもある。さらに、武器、陶磁器、宝石、家庭用品、魔術の道具などもある。
この乱雑な床のただ中には、あご髭を生やした小柄なノームがあぐらをかいて座っている。君が入ってくると、そいつは手をこすって君を出迎えた。
「こんにちは、ノーム殿。」
「こんにちは。」熱のこもった表情でノームが答える。彼がそばの地面を軽く叩く。「さあさあ、ささやかな交換をせぬか?お主も見ての通り、わしは金には興味ないんじゃ!」
ノームが身振りで部屋の中を指し示す。
たくさんの品があるが、その中から選ぶべき物は、竹笛、蜜蝋の壺、ゴブリンの歯の入った袋、コンパスだ。コンパスの針は、ぴったりではないが大まかに北の方を差して揺れている。
「何がお好みかな?」ノームが尋ねる。
君はゴブリンの歯が入った小袋を手に取り、中を覗いた。4本入っている。
「他には?」ノームが尋ねる。
「もう十分だ。」後ろに下がりながら君が答える。
「おしまいか?」ノームが言う。「よろしい。お主はわしの物を1つ手に入れたから、わしもお主の物を1つもらうぞ。わしは素早いからな、お主にはわしが何をしたか分からぬじゃろうて。では、ごきげんよう。」
ノームが出口の方に手を振る。
「待ってくれ。あんたは何を取ったんだ?」
ノームが驚いたそぶりを見せる。「そうじゃのう。実際のところ、わしにも分からんのじゃ。お主の物を取る時、わしには荷物の中身が見えぬじゃろ?わしには窃盗癖があってな。じゃが、わしはいたって公正じゃから、同じ量しかもらっておらぬぞ。対等な取引じゃよ。」

小屋の外に出て、分かれ道まで戻る。前方では太陽が木の先端に隠れつつある。


【変化点】
・+ゴブリンの歯(4本)
・‐黒い仮面

【感想】
このノームとの取引では、なぜか黒い仮面を優先的に持っていかれます。それだけならまだしも、取引に異議を唱えると、そのたびに一方的に所持品を取られてしまいます。
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