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S2-73 9日目:ロラグの館の倉庫を漁り、本人に見つかる [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

意を決して、君は隠密行動することにした。手足を地面について、家の横にある窓の下まで這って進む。
家の中から誰かの声が聞こえる。独り言のように詠唱している。アナランドの魔術師の長を思い出させる声だ。
身を低くしたまま言葉を聞き取ろうと努める。「呪文だ。」つぶやく声がする。「いや、本当に呪文だろうか?」
もう少し盗み聞きする。「デミオス、イグネオス、マクシス!」声が呼ばわる。「もちろんそうだ!」声の人物は笑い、それから静かになった。今の言葉は星の名前によく似ているが…。
君は地面に伏せたまま、建物の裏手の敷地を探索することにした。

姿を隠せる離れ家まで這って行く。ここはかつて倉庫だったのだろうが、今となっては壁に穴が開いている。壊れた品物やガラスの破片が、たわんだよろい板とめちゃめちゃになった窓枠の間に転がり落ちている。
母屋の方を振り返った君は、そこに裏口があることに気づいた。

離れ家の中に踏み入って、がらくたの中を慎重に進む。すでに君が持っている物とよく似た金張りの鏡の割れた残骸、水晶玉の破片、咬み痕がついて半分になった真珠の指輪などがある。
この家の持ち主は魔法使いに違いない。そして高価な物品を使った実験をためらわない人物なのだ!
もしこれらのうちの1つでも修理できれば、君にとって非常に価値のある物となるだろう。
君は指輪の欠片を拾い上げた。そこには確かに歯形がついている。何かが真珠そのものを食べたのか、あるいは指輪をはめた人物を食べてこれだけ吐き出したのだろう。どちらにせよ、これは不完全な代物なので修理は不可能だ。君はそれをがらくたの山の中に投げ捨てた。
裏口の方から物音が聞こえた気がする。

次に水晶の破片を取り上げる。かつて、この水晶玉は渦巻く深淵と深い霧を宿し、使用者に予知の呪文を唱える力を与えてくれたはずだ…。だが今ではそのほとんどが失われ、何の役にも立たない。
君はそれを脇へ投げ捨てた。
突然母屋の裏口の扉が開き、1人の人物が現れた!
黒っぽいガウンをまとった年配の男が君の前に立つ。足元には、棘状の肌をしたトカゲのような生き物がまとわりついている。
「そこに誰かおるのか?」声から抑えがたい怒りが感じられる。「わしの庭に不法侵入するとは、さては貴様、盗人じゃな?」
「あんたがロラグなのか?」
「そうじゃとも。」さほど心を動かされた様子もなく、男が答える。「そういうお主は誰じゃ?信用できそうには見えるが。」
「俺はあんたと同じ魔法使いだ。」
「なるほど、」君の言葉に一理あると認めたように男がうなずく。「魔法使いはお世辞にも上品とは言えぬからな。」
彼は足元のトカゲを軽く叩いた。明らかに、君と一緒にいてどこかくつろいでいる様子だ。
「お願いだ。あんたの助けが必要なんだ。」
「確かに、お前さんは溺れた犬みたいななりじゃしの。」彼が所見をずけずけと述べる。
彼がため息をつく。どうやら彼の怒りをうまく和らげられたようだ。
「無礼をして済まぬ。」彼が言う。「この街では慎重にせねばならんぞ。お主を助けてくれる誰か1人ごとに、首をばっさりかき切ろうと待ち受けるヴァンゴーンが1人いるのじゃからな。さあ、中に入ろう。」
「ありがたい。」
老人がトカゲのペットに身振りで合図する。「エリシウス、脇へどいて客人を中に通すのじゃ。」


【感想】
親切な1人につきヴァンゴーンが1人!カーレの街に対する実に的確な表現ですな。
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コメント 1

teamtomtom

追加情報。「New Game Plus」で、庭で会話する際に「TEL」の呪文を使うと、ロラグの頭の中から北門の呪文を読み取ることができました。1周目でもできたのかは不明。
by teamtomtom (2017-08-19 17:07) 

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