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S2-66 8日目:人さらいに野宿を邪魔される [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

来た道を戻る。もうフランカーの姿はない。
道は上りになり、それからまた下りになった。両側の家々の間に小さな横道が幾つか消えていく。街のこの区画は蜘蛛の巣のように広がっており、簡単に迷ってしまいそうだ。
扉の上に真鍮の看板を掲げた店の前を通り過ぎる。『金属職人組合』と書かれている。だが、夜間は閉まっているようだ。

波止場まで戻ってきた。
君は無人になった市場の小屋に向かった。覆いや日よけは雨露をしのぐには十分だろうし、屋台が多いので通りすがりの盗賊からもうまく姿を隠せるだろう。
くつろぐ前にリンゴを取り出してかじる。少し気分が良くなった気がする。
とある小屋のそばで横になり、背負い袋を枕にして目をつぶる。
いつもと変わらない夕べだ。雲が集まり、明かりが弱くなっていく。いい眺めだ。

君はぐっすりと眠った。小屋の近くで聞こえた足音に起こされるまでは。
君はすぐに目を覚ました。息をひそめて聞き耳を立てる。男が2人、君の右手の小屋の中でヒソヒソ声で会話している。
「何か見つかったか?」男が尋ねる。
2人目が不満そうに答える。「目ぼしいものはさっぱりだ。」
「俺は彼に言ったんだ。あまりに多くの人間をさらったら、カーレの住民でさえ家の中に閉じこもっちまうってな。」最初の男が言う。「俺達はどれだけ捕まえたんだ?」
「もっとたくさん手に入れられるくらいにはなったが、」2人目が答える。「それで事を成すには数が足りんな。」
「誰もサンサスの姿を3週間は見ていないんだぜ。」1人目が咳をした。彼はさらに何かをつぶやいたが、あまりに声が小さくて聞き取れなかった。
「お前はそれを信じてるのか?サンサスが第1貴人になったのはどうしてだと思ってるんだ?」もう1人が応じる。
君は姿勢を低くしたままなおも聴き続けたが、彼らはそれ以上何もしゃべらなかった。
その時、別の物音が聞こえた。3人目の人物が近づいてきたのだ。だが、そいつは1匹の犬を連れているようだ。彼らは互いにあいさつを交わした。
「何か見つけたか?」
「放浪者が数人だ。」新しい方が答える。
急に犬が吠え始めた。彼らは何かを話しているが、遠過ぎてよく聞こえない。
もっと聞こうと、この場になおも留まる。だが聞こえてくるのは、近づいてくる犬がクンクン鼻を鳴らす音だけだ。
何が起こっているのか悟るのが遅過ぎた。こいつは君の臭いを嗅ぎつけたのだ!
君は飛び起きて走り始めた。
「1人いたぞ!」男どもが叫ぶ。「アルパナ、取ってこい!」
何かが君を追って小屋の間から跳びかかってきた。そいつを混乱させようと、君は道を変えてよろい板や天蓋の間に入り込んだ。だが、そいつはまるで水のようにどんな隙間もスルスルと通り抜け、一向に速さを落とす気配がない。
今や川岸に近づいてきた。獣はかかとのすぐそばまで迫っている。
次の瞬間、そいつが跳躍した。
君はジグザグに走って身をかわすと、そのまま走り続け、ついにはたたまれていないテントの入り口から外に飛び出した。
振り返った君は、ロープを引っ張ってテントの入り口を閉じた。獣はタールを塗った分厚い防水布にそのまま突っ込んだ。
奴は爪で引っ掻いて破ろうとしている。布は長くはもたないだろう。
市場から走り出て、川沿いに宿屋を目指す。夜なので民家はどこも戸締りしているが、『旅人の憩い』亭はまだにぎやかだ。音楽や陽気な歓声が開いた窓から聞こえてくる。
あるいは、宿屋の脇の小道に隠れられるかもしれない。


【変化点】
・現在/最大体力:13/20→14/20(食事)
・食料:5→4日分

【感想】
やや分かりにくいですが、消息不明のサンサスをもはや脅威ではないとみなす仲間をもう1人が諭している場面のようです。そして、「もっとたくさん手に入れられるくらいにはなった」とは、ウェアウルフの頭数が揃ってきたので人さらいがはかどるようになったという意味でしょう。今回追いかけてきたのも本当は犬ではないはず。
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新年明けましておめでとうございます。第3部も長いので、今年中にいけるのは途中までになりそう。
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