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S2-61 8日目:『旅人の憩い』亭に入る [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

そこは活気に満ちた騒々しい場所だった。
酒場のカウンターの向こうの主人は、同時にエールを寄こせと怒鳴ってくる何人もの生き物達に応対している。一方テーブルの周りでは、船員達とふくよかで魅力的な娘達が笑い合い、舟歌を歌っている。
君は生き物達を押しのけながら酒場へ向かった。カウンターをこぶしで叩き、主人の注意を引く。彼はぶっきらぼうな禿げ頭の男で、波止場の下層社会の連中の扱いに慣れているようだ。学校の教師が手に負えない教室を監督するようにこの場所を切り盛りし、隅々まで目を行き渡らせ、素早く金を徴収し、店の金入れに人を近づけないようにしている。
「こんばんは。」君が言う。「ここはいい店だな。」
主人が君にうなずく。彼は君の服装と教養のある口調に好印象を持ったようだ。「それで、この店にどんな用だね?」
酒場の他の者は場所を求めて押し合いへし合いしている。
「俺は北門を目指しているんだが…。」
「いいかい、」彼が君の話を遮る。「俺は知りたいなんて言っちゃいない。飲みたいのかと聞いたんだ。お前さんは話をしたいんだろ?それなら俺の客になってもらわないと。」彼は部屋を埋め尽くす酔っ払った水夫やならず者を手で示した。
「エールはいくらだ?」君が尋ねると、主人は指を1本上げた。
ちょうどその時、ならず者がドワーフのエールのマグを叩き落した。だが勃発した喧嘩はあっという間に、斧の柄の一撃でならず者の鼻をへし折ることで決着した。歓声が上がり、主人はエールを無料で差し替えてやった。
「それなら、1杯もらおうか。」君が告げて硬貨を1枚置くと、主人は取っ手の付いた酒瓶を寄越した。
両側の先客達と大ジョッキを打ち鳴らして乾杯した後、一息に飲み干す。風味豊かで心地よいその味は、君の胃袋を暖かいほてりで満たしてくれた。
「カーレで一番の味なんだ。」君の満足げな笑みを見て、主人が付け加える。「うちの銘酒『旅人の飲み頃』に勝るものなんてありゃしないね。もう1杯飲んだらどうだい。2杯目はもっといけるぜ。」
君はもう1杯飲むことにした。血の巡りが良くなっていくのを感じる。この宿は実に魅力的な場所ではないか。人々もとても友好的だ。
主人が君の考えに賛成する。「乾杯は全てを片付けてくれるんだ。」

君は酒場の人込みを押しのけてその場を離れ、眼帯をしている日に焼けた水夫と、やはり眼帯をした浅黒い肌の女の間の席に着いた。二人にあいさつをする。
「あんたは海のもんじゃなさそうだな。」男が言う。「そうだろ、エッカ?」
エッカと呼ばれた女が低い耳障りな声で笑う。「海人じゃなくて彷徨い人さね!」
君は空になったジョッキを主人に向かって振った。彼が分かったという風に指を1本立てる。
「おい、あんた、」水夫が言う。「スウィンドルストーンはやるのかい?」
「ああ、やろう。」
「よしきた。」男はジョッキをどかしてテーブルの上に空き場所を作った。「賭け金は金貨4枚だ。」
「その話、乗った。」


【変化点】
・現在/最大体力:12/20→14/20(エール2杯)
・金貨:73→71枚

【感想】
エールで食事と同等に体力が回復する辺り、泡立つ酒の偉大さを感じずにはいられません。喉越しは大事。
それとこの水夫の男、訛りがかなり酷く、you→yoi、listen→loisten、four→foi、do→doi、play→plai、gold→goild、game→gaim、nobles→noaibles、crown→craanなどとなっており、これが連続で出てくると文の意味がさっぱり分からなくなります。
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コメント 1

伝説の勇者

原作ではこの宿でギロチンイベントでしたが、こちらでは良い人のようですね。
このエールって確か、3杯飲むと後悔するのでは…
この水夫、原作でも「じもん」「しりょー」という妙な訛りでしゃべっていましたが、原語の時点で訛っていたんですね。訛りと洒落は、翻訳で表現するのに苦労しますね。
by 伝説の勇者 (2016-12-23 17:01) 

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