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S2-3 7日目:物乞いトーマスが旅に同行、カーレの南門へ [ソーサリー2:罠の港街カーレ]

君は腕を下ろした。
「いいだろう…、」弱々しく手を振って、地面で乞食がつぶやく。「通ってよし。」
君は手を掴んで男が起き上がるのを手伝ってやった。彼は座り込んで、かつては制服だった灰色の外套の埃を払った。
彼は身震いしている。日が暮れてきた。ここは寒くなるはずだ。
「何か食べるものはないか?」彼が悲しげに尋ねてくる。
君は背負い袋をかき回して、パンとチーズの厚切りを引っ張り出した。「ほら。」
男はそれを引っ掴むと、大喜びで犬のようにむさぼり食べた。そうしながらも、独り言をつぶやいている。
君は男に憐れみを感じた。「俺と一緒に来ないか。カーレに入るつもりなんだ。」
口をもぐもぐさせながら、男が君の提案について考える。「本当か?わしは城壁の合言葉を知っているが…。でも、あいつらはわしを通らせたくはないだろうな。」
「俺達は互いに助け合えそうだな。」
彼がゆっくりと這うように歩き出す。希望のきらめきが哀れな男の両眼に灯っている。「いいだろう。では旅人よ、取引成立だ。」

軍隊の名残のある歩き方で、男が数歩先を歩く。
「あんた、名前は?」
「第四歩兵部隊長のトーマスだ。南方の防御線を担当していた。」骨ばったかかとをくっつけて彼は敬礼してみせた。「何なりとご用命を。」
「兵士が街の外で何をしている?」
「わしらは視認調査に送り出された。部隊の全員がな。評議会が厚かましく思えてきた頃に戻ってきた。だが、あいつらは門を閉じてわしらを中に入れなかった。」
「あんた達を街から締め出したのか?」
「ゴブリンに対して門を閉ざしたんだ。」彼が答える。「もしゴブリンがいなくなれば、わしらを中に入れただろう。だが、奴らは留まった。岩場に潜んでいたんだ。」
「ゴブリンだって?興味深いな。」思慮深く、君は返事した。フランカーは君に言った。ゴブリンが王たちの冠の秘密を求めて採掘している、もしかするとその力を自分達のために使おうと考えているのではないか、と。だが、なぜ奴らはカーレを欲するのだろう?港街は奴らにとって何の重要性もないはずだ。
「ゴブリンは何をしたいんだ?」
彼は首を振った。「分からんよ。奴らに壁は越えられん。だが、地面を掘っていると聞いたことがあるような気がする。夜中に泥地に穴を掘っているとか。」
ハリエニシダと茂った草の間を抜け、道は続く。まるでよどんで腐った水たまりのように、カーレは盆地の中に鎮座している。
角を曲がり、それからもう一度曲がる。すると君の前に、街の石壁が大きく不気味に見えてきた。
「城壁は誰かを閉め出すために築かれたわけじゃない。あれはゴブリンが来る前からここにあったんだ。」トーマスが語る。「人々を壁の中に留まらせるためなんだ。カーレの街は、それ自体が一つの巨大な罠なのさ。」
「なぜなんだ?」君が尋ねる。「中の人達は幸せじゃないのか?」
「あんたなら、海賊や盗賊に支配されて幸せか?」彼が指をさす。「目を上げてみな。あれが見えるだろ。射手だ。内にも外にも並べられている。」


【感想】
トーマスがまるで吉本芸人。「(ボコボコにされた後で)今日はこれぐらいにしといたるわ。」
街の衛兵が南方(シャムタンティ)のゴブリンの偵察に送り込まれた理由はここに述べられている通りで、それはつまり第1部でフランカーが派遣されたのと同じです。
また、別の選択肢から、トーマスの部隊メンバーは皆死んでしまったことが判明します。死因が戦闘なのか飢えなのかは不明。
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