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S1-44 5日目:スヴィンの村トレパーニで囚われる [ソーサリー1:シャムタンティの丘]

午後ももう遅くなった。次の丘の頂上を越えると、下の方にトレパーニの村が見えてきた。村は水をせき止める堤のように、片方の谷から向かいの谷へと渡されている。
トレパーニに住んでいるのは、スヴィンという好戦的なハーフオークの種族だ。彼らの村はきっと騒々しいだろうと君は予想していた。
だが奇妙なことに、村はひっそりとしている。それでも、村を迂回する道はないため、君はそこを通らねばならない。
君は村に入った。沈んだ空気が村全体を覆っている。スヴィン達はのろのろと空しそうに仕事を続け、君のことなど気にも留めない。村のど真ん中で、木の切り株の上に腰掛け、次の選択について思案する。

低い小屋の外に座っているスヴィンの一団に近づき、彼らに混じって腰を下ろす。彼らが話し合っているのは、前の晩に曲刀を手にした刺客の刃にかかって殺されたらしい仲間のことだった。
「それがあんた達の恐れていることなのか?」君が尋ねる。
「俺達は何も恐れていない!」スヴィンの一人が猛烈な勢いで言い返す。「違う、もっと悪いことだ。」
別のスヴィンが手をテーブルに打ち付ける。「イーシュが死んだ今、誰がティアを助けられる?」
「ティアとは?」
「俺達の花だ。」目じりの涙をぬぐって一人が答える。伸び放題の爪で自分をひっかいて痛そうにしている。
「ティアは酋長の娘、イーシュが助けるはずだった。」別な者が言う。「彼はもう死んだ。だから、もうすぐティアも死んでしまう。」
「彼女に何があった?」
「ゴブリンどもの仕業だ。奴らは生贄を‐生贄?」彼は言葉に自信がないのか、ナイフで刺すような身振りをした。「そう、洞窟の悪鬼に生贄を捧げた。」
「問題は、」もう一人が言う。「酋長の血筋が途絶えれば、俺達の村はおしまいってことだ。ティアが最後なんだ。もし彼女が死ねば俺達も一巻の終わり、皆とても悲しい。」
「本当に悲しい。」全員が同意する。
ちょうど思い至ったかのように、突然一人が尋ねた。「あんた誰だ?」君の胸を指で突いてくる。
「旅人だ。」
「旅人だって?」一番身体のでかい男の目に、ずるそうな輝きが宿る。「偉大な旅人か?」
「全力は尽くしている。」
「全力なのはいいことだ。メケ、ティファ!」そいつが合図を送ると、仲間が大きく逞しい腕を振り回しながら素早く立ち上がる。「酋長のところに連れていくぞ!」
君が抵抗する間もなく、そいつらは君は捕まえ、肩に丸ごと担いで運んでいった。
君は精霊に助けを求めて祈りの言葉をささやいた。だが、すぐには何も起こらなかった。

屋根の低い小屋に着き、その中の地べたに放り出される。
その時、ようやく君の腕と脚の戒めが解けた。確信は持てないが、おそらく君の精霊が祈りを聞き届けてくれたのだろう。しかし、その力を呼び出してしまったので、もう一度すぐに助けを呼ぶことはできないだろう。


【感想】
ガタイのいいハーフオークの兄貴達に担がれて拉致されるの図。おまけに、ことが終わってからの精霊の救済。ほとんどギャグパート。
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