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S3-54 13日目:スナッタの森の魔女フェネストラ [ソーサリー3:七匹の大蛇]

扉の取っ手を回す。鍵は掛かっていない。暗い通路が扉の向こう側に見える。
踏み込むと、短い廊下は丘の中を下っていた。ここは墓なのだろうか?
進んでいくと、前方にちらちらと光が見えてきた。怒気をはらんだ悪態をつく低い声が聞こえてくる。
背後では、戸口を通して外の星が見える。今ならまだ戻る猶予もある。

そのまま進んでいくと、廊下はすぐに終わり、小さな部屋に出た。中は木のテーブルの上に置かれた1本のロウソクで照らし出されている。
テーブルには華奢な生き物が席につき、台座に据えられたガラス球に意識を集中させている。
君は相手を観察した。その人物が見つめている球の内部は、多彩な色と形で渦巻いている。そいつが低く何かをつぶやく。
君は口を開いて自分の存在を伝えようとしたが、静けさを破ったのはキーキー声の方だった。
「ああ、分かった、分かった。ハーフオークみたいに口ごもってないでさ、あたしは忙しいんだ。まあ座りな。」細い指で隅の椅子を指差す。
「gOD!」
金の装身具を身に着け、身体の周囲に星を紡いで形作る。だが君が魔法を完成させる前に、女は真鍮の振り子を取り出して魔法をかけたではないか!
「自分以外の魔法使いに会うとは嬉しいじゃないか。」彼女が言う。「例えば、魅了の魔法は催眠の魔法で妨害されるんだよ。」
ガラス球から発せられる光が少し翳り、君は話し手が-どこか醜くはあるものの-エルフ族だと分かった。
「あんたのその風貌は何があったんだ?」君が尋ねる。
「あたしの見かけに怯えないでおくれ。」彼女がやんわりと告げる。「あたしの病気は伝染するものじゃないから。」
「どんな病気なんだ?」びくびくしながら君が尋ねる。
「古代時代のものだよ。さて、人間。あたしの時間はあんたよりもうんと限られてるから、あたしはすぐにあんたに我慢できなくなっちまうからね。あたしはフェネストラ。グレッドの名に懸けて、こんな寂しい森で何をしている?」
君の心臓が飛び上がった。この魔女こそ、君が見つけるよう助言された人物なのだ!
「俺は王たちの冠を探しているんだ。」
「なら、大蛇が倒そうとしていたアナランド人はあんたなのか。」彼女が声を落とす。「ようこそ。奴らについて知ってることを教えてあげるよ。大蛇があたしの仲間じゃないってことはグレッドがご存じだ。」彼女の声が震えている。
「あいつらは大魔法使いそのものに仕えている。」
「奴らがどんな勢力に属していようが、あたしは気にも留めないね。あたしが軽蔑するのは奴らの行いさ。」彼女の指がテーブルの端を掴み、関節が白くなる。「水の大蛇はあたしの父を殺したんだ。」彼女が冷静に告げる。「あたしは決して許さない。」
「それは気の毒に。」
彼女がうなずく。「ありがとう。」一粒の涙が彼女の目の端に光る。「父は水の大蛇の弱点を知らなかったから、奴の攻撃を切り抜けられなかったの。」
「あんたのために俺が奴を倒そう。」
「素敵ね!」彼女が笑う。「今まであんたみたいな勇者に会ったことはなかった。感動したわ。」
彼女はマントの下から油の入った瓶を取り出した。「水と油は混ざらない。蓄えがあるから、これをあんたにあげる。」
君は彼女に礼を述べた。彼女はただ肩をすくめた。
「この知識があんたの命を救ってくれるわけじゃないよ。大蛇はそれでも危険極まりないんだから。」
彼女の目が背後のガラス玉にちらっと向けられる。「これでもう話は終わりかい?」彼女が尋ねる。


【変化点】
・+油の入った瓶

【対抗呪文】
・gOD⇔NAp

【感想】
フェネストラも言っている通り、ここでなるべく多く情報を得るには、効率よく会話を進める必要があります。他の選択肢では、イルクララ湖を渡る方法やゴブリンの巻き物について教えてもらえます。
また、フェネストラに会ってからアリージと会うと、一人でいるよりは安全だからと彼女を説得して、一緒にフェネストラを再訪することもできます。それでも結局、彼女は魔女を警戒して(&主人公とも別れて)一人で生きていくことを決心するのですが、その前に姿を消してもらってフェネストラから魔法の道具を盗み出してもらうこともできます。
あと、この場面では「TEL」や「NAp」なども選べますが(対抗呪文で返されるのは同じ)、前者は何かと出番が多いので後回し、後者は相手への明らかな敵対行為になるのでやめました。
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S3-53 13日目:見えざるスナッタキャットを撃退 [ソーサリー3:七匹の大蛇]

「お前は何者だ?」君が激しく怒鳴る。
「奴は俺の正体を知りたいようだな。」そいつが独り言を続ける。「誰に食われるのか知りたいってのか。」
透明でいる間、この生き物は正気を失ってしまうのだろうか?
「聞こえているぞ!」そいつの言葉-吠え声と鼻を鳴らす音-で言い返す。「そこにじっとしていろ!」
「俺を馬鹿にする気か?だが、そうはいかん。」奴がつぶやく。
「ここを立ち去れ、さもないと皮を剥ぎ取ってやるぞ!」君が豪胆に呼び掛ける。「これが最後の警告だ!」
そいつは少しだけ考えていたが、やにわに駆け寄ってきた。君の腕に長く深い切り傷が走る。目に見えない爪で引っ掻かれたのだ。
一瞬生暖かい息を頬に感じ、すぐに消える。
「HUF!」
呪文を唱えて、角笛を唇に持っていく。澄んだ音が発せられる。
ゆっくりと、そして着実に、風が強まっていく。草の葉身が君の足元で揺れ、木々がしなる。
その生き物の正体が何であれ、そいつは悲しげに鼻を鳴らしてうめき始めた。明らかに嵐が嫌いなのだ。
風はどんどん強くなり、草は曲がってべったりと倒れた。同時に、草の曲がり具合の違いで、この不可視の生き物の輪郭があらわになる。
君はすぐに剣を抜き、そいつを斬り伏せた。
瞬く間に、そいつの姿が見えてくる。犬ほどの大きさの荒々しい獣だ。そいつが目を閉じると、その姿は再び消えた。
草の上を手探りして、死んだ獣の輪郭をなぞる。尻尾、皮、そして開いた口にたどり着く。
剣の切っ先を使ってそいつの前歯を2本抜き取る。血生臭い作業で、足元の草は血だらけになった。
長居は無用だ。血の匂いがこいつの仲間を引き寄せるかもしれない。
荷物を取り戻し、倒木を乗り越えて先に進む。

木々の間を進む。月が瞼のない眼のように空をゆっくりと動いていく。
枝が絡み合う深い茂みのそばに道が差し掛かる。暗闇の中では奥を見通すことはできない。
そこに何があるにせよ、長い間打ち捨てられたままに違いない。
その場を後にする。

道のようでもあり川のようでもある何かをたどって森を抜け、唐突に低い丘のそばの空き地に出る。
ここは開けた場所だ。ぐずぐずしない方がいいだろう。
空き地の縁を回って進み始めるが、すぐに驚いて立ち止まる。
塚の南東側で、丘の斜面に沿ってはめ込まれた木の扉に出くわしたのだ。この場所には不調和な代物だ。
丘の天辺に飛び乗ると、森を見渡す眺めが見えた。南には、木々の葉の間に石造建築が見える。古代の橋の一部だ。
次に扉の前に飛び降り、もっと近くで調べることにする。
扉は重い木で作られ、様々なルーン文字や記号が君の知らない言葉で刻み込まれている。
ノックしてみるが返事はない。
「fAR!」
近くの木の根元に座って水晶球を取り出す。そして、星を見上げながら魔法を唱える。
急に、どこか新しい場所にいることに気づく…。球の奥深くに、暗い地下洞窟が見える。一対のテーブルと椅子があり、人間のような人影が君のものとそっくりな水晶球を見つめながらそこに座っている。
君は歩を進めると、その球の中を覗き込んだ。長い尾と二股に分かれた舌が見える。何かが円を描きながら泳ぎ回っている。そいつの片目が君の方を向く…。
君はすぐに呪文を中断した。だがあれは何だったのだろう?


【変化点】
・現在/最大体力:10/17→9/17(スナッタキャットの爪)
・+スナッタキャットの歯(2本)

【感想】
今回探索を断念した、この鬱蒼とした茂みの中の廃墟に、伝説の剣を盗んだ人物(アリージという名の少女)が住んでいるのですが、今回は日数縛りのために泣く泣く割愛。何と彼女は、スナッタキャットのミルクをよく飲むせいか、瞼を閉じると姿が消えるという特異体質の持ち主です。廃墟で一夜を明かすと明朝彼女に会えますが、残念ながら主人公とのロマンスはなさそうです(笑)。古代世界のティンパン出身とのこと。
また、ここで「fAR」を使ってみました。この呪文は、ほとんどの場面で時間が大幅に経過してしまうのですが、ここではなぜかほとんど時間が進まなかったので。
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↑ほとんどトラ、どおりで強いわけだ。
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S3-52 13日目:伝説の剣を盗まれる [ソーサリー3:七匹の大蛇]

その場に留まって、上層を支えるアーチを感心して眺める。優美で巨大な石が寸分の狂いもなく積み重ねられている。これを建てたのが誰であれ、最も大きな丘巨人の3倍の背丈と職人並みの器用さがあったに違いない。
石に刻まれた記章を見つける。石柱が長い影を落としている。
その紋章はギザギザの山頂の形をしている。もちろん君は、訓練の中でそれが何なのか学んで知っている。これは、大魔法使いの要塞が建っている高地ザメンのギザギザ岩だ。
つまり、この石はザメンの魔法で組まれたのだ。大魔法使いは老人だと言われているが、これを監督するほど長く生きているということなどあり得るだろうか?
さらに上層へ行くのは断念し、柱を下に降りていく。両腕を休ませることはできたが、またすぐにヒリヒリしてきた。早く地面に降りなければ!

ゆっくりと苦心しながら地上に降り、武器の隠し場所に戻る。
だが君が覆いをのけると、そこにはアナランドの剣しかなかった!伝説の剣が盗まれた-誰の仕業だ?
まさか、フランカーか?
剣や犯人の僅かな手掛かりを求めて、辺りを血眼になって探す。
だが見つからない。まるで地面が口を開けて丸呑みしてしまったかのようだ!

ここからは南北2方向に道が伸びている。
橋を背に、南の森へ向かう。生き生きとざわつく木々の間を抜ける、道のようにも古い川のようにも思える跡をたどる。
太陽が沈んでいく。もうすぐ夜だ。

東へ転じる。周囲の枝がさらさら音を立てる。
今や太陽は、空の残り四分の一の高さまで低くなっている。すぐに暗くなる。
森の小道は深い池の水辺をかすめて通っている。

前進を続ける。道はうねうねと曲がりくねりながら森を抜けていく。
太陽が完全に沈んだ。
ここには大きな古木が道を塞いで倒れている。
倒木の上に背負い袋を置いて、木の幹によじ登る。
森の向こうを眺める。東に行くと山がそびえて寒くなり、南には森の湖が見える。

その時、ドスッと柔らかい音が倒木の方から聞こえた。
背負い袋を残したまま、木に沿ってそっと移動する。何が音を立てたのか、目を皿のようにして探る。
突然、背負い袋がひとりでに幹から地面に落ちた。
しばらく様子を見る。すると、急に背負い袋が押しつぶされた。まるで見えざる巨大な手に押さえつけられているかのようだ。
近くから唸り声が聞こえた。だんだん近づいてくる。
「YAP!」
緑色のかつらを引っ張り出し、それを被って呪文を唱える。
樹間から聞こえてくる微かな唸り声が、だんだん明瞭な言葉になって聞こえてくる。そいつの独り言のようだ…。
「左ががら空きだぜ。抜き足、差し足…。」


【変化点】
・+アナランドの剣

【感想】
これから残りの大蛇と戦おうかという時に、伝説の剣が盗まれるという大惨事。犯人は割と近くにいるのですが…。
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↑スナッタの森といえばこれ。
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S3-51 13日目:橋の上でフランカーと再会する [ソーサリー3:七匹の大蛇]

登攀を続ける。
5分も経過した頃、君の両腕はずきずきと痛んできた。だがそこからは森を見渡す壮大な眺めが得られた。森はこの盆地を東の山脈から西に至るまで埋め尽くしている。その天蓋は密に絡まり合い、ほとんど海のようだ。
橋の天辺までには、まだ距離がある。

さらに高みへ登る。両腕が苦痛の叫びを上げている。あまりに高くまで来たので、もし落下すれば命を失うだけでなく、地中6フィートはめり込んで自分を埋葬する羽目になるだろう。
力尽きる前に、橋の平らな箇所に身体を引き上げて休むことにする。
そこは橋の最上層から一つ下の道路だった。おそらく上層は貴族用で、下層は使用人や荷運びに使われたのだろう。なぜなら、互いの層を繋ぐ階段や梯子が見当たらないのだ。
そうだとしても、途方もない眺めだ。
森を見下ろすと、南東の方角に塔が梢越しに見えた。その天辺には真鍮が輝いている。
北東の方角には煙が立ち上っているのが見える。煙突からのようだが、家は見当たらない。
一陣の風がアーチに吹き付け、うめき声のような音を奏でる。
目を東の山脈に転じると、橋の終端が見えた。少しだけ谷に突き出ている。その向こうには水のきらめきがある。イルクララ湖だ。
旅を続けるには、どうにかしてあの山頂に登らなくてはならない。

その時、近くの藪の中で音がした。
そちらに近づくものの、凍り付いたように立ち止まってしまう。君を見つめ返す一対の目があったのだ。
幸いなことに、剣はなくとも完全に無防備なわけではない。君は背負い袋から鎖を引っ張り出すと攻撃を仕掛けた!
そいつはかなり驚いたようだが、後ろに飛びすさった。一瞬、光の加減で姿が見えなくなる。
だがそいつは叫び声を上げた。人間だ!
「そこにいるのは誰だ?」君が誰何する。
「忘れたくとも忘れられぬ声がするな。」声が穏やかにささやく。
驚きで目を見張る。フランカーだ!
暗殺者はすっと立ちあがると、埃を払い落とした。「また会ったな。」
「ここで何をしている?」
「高地ザメンを目指している。」フランカーが答える。「そこで必要とされてな。」
バクランドの自然が暗殺者には過酷だったことが見て取れる。彼の眼差しはどこか虚ろだ。
「何故お前が高地ザメンで必要とされているんだ?」
「何週間も前に自分でそう決めたのだ。女神の思し召しだ。我が刃が求められる所に俺は行く。」
「どうやってこの橋まで来たんだ?」問いを重ねる。
彼が狂信的なまでの正確さで答える。「バドゥーバク峡谷を飛び越え、次に鉤爪を使ってバドゥーバク峰に登り、森に降下した。この橋にたどり着いて身を隠すまで、スナッタキャットを7匹倒した。」彼がうなずく。「あんたはどうやって?」
「灯台の光を使った。」
「灯台?」彼が尋ねる。「大魔法使いの魔法を使ったのか?なら、俺達がこうして話している間にも、あんたの首を取ろうとバードマンを寄越すに違いない。」
そう言いながら、彼は籠手をはめた手の指の間で刃を研いだ。
「移動し続けるさ。」
「鳥よりも速くか?」フランカーが1回だけ首を振る。「何と向こう見ずな、アナランド人。愚かだ。」
「俺と一緒に来るか?」君が尋ねる。
「いや。」フランカーが首を振る。「あんたは大魔法使いの標的になっている。この地で最も強大な敵に目を付けられたのだ。」彼が顔をしかめる。「アナランド人、あんたが悪いわけじゃないが、あんたと一緒にいると危険なんだ。」
「行ってしまう前に俺の手助けをしてくれ。」君が尋ねる。「俺に借りがあることを忘れるなよ。」
しばし考えてからフランカーがうなずく。
「実のところ、役に立つかもしれない情報を知っている。補給のためブラックエルフの女を一人殺したのだが、水の大蛇は油で倒せるとそいつから聞いた。本当かどうか、俺には分からぬが。」
最後の挨拶-2本の指で首を掻っ切る彼の組織の流儀-をすると、フランカーは剣を背中に吊り下げて石柱に取り付いた。
うらやむほどの速さで橋の上に躍り出る。
最後に君が目にしたのは、東へと飛び去る黒衣の人影だった。


【変化点】
・現在/最大体力:12/17→10/17(登攀)

【手掛かり】
・水の大蛇の弱点:水の大蛇は油で傷つきやすい。

【感想】
なんとアプリ版では、選択肢次第ではフランカーが第1~4部の全てに登場します。しかも第3部では、彼も高地ザメンへ向かうことが判明!嫌な予感しかしません…。
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S3-50 13日目:アリやスナッタキャットに咬まれまくる [ソーサリー3:七匹の大蛇]

木こりの斧を振るって、うっそうと茂る木々の間の道を切り開く。
木の葉越しに太陽を覗き見ながら森を抜けるのは楽しいものだ。変わった木や草が並び、時々枝でさえずる鳥を見かけたりもした。

道を外れ、食料探しをするために立ち止まる。
頭上の木立に鳥の巣を見つける。近くの岩の上によじ登り、巣を覗き込む。卵が1つと、まばゆい黄色の鳥の羽根が数枚ある。
近くの茂みがカサカサと音を立てる。
巣からそっと卵を取って、荷物の底に慎重にしまう。例え生でも食料になるだろう。

次に地面を探り、玉石を数個と小さな砂山を見つける。
砂を手ですくい上げる。だが、砂と思ったそれはアリの巣だった!
数千匹の怒り狂った赤アリが君の手首に群がり、咬みついてくる。
毒薬の瓶の蓋を開けて、中身をアリに振りかける。
効果はすぐに表れた。アリがしなびて滴のように君の手から落ちていく。

突然、目に見えない何かが近くの藪から飛び出してきて君を転ばせた!
君が反応する前に、それは君の肩に咬みつき、君を木立の方へ引きずっていく!
「LAW!」
天空の星に手を伸ばして呪文を形作り、そいつの精神を支配しようと試みる。
呪文が働き、すぐに君は解放された。
そいつに姿を現すよう命じる。
すると、その姿がゆっくりと見えてきた。こいつはスナッタキャットだ!
呪文が薄れてきた。そいつは自分の姿が見えていることを悟ると、吠え声を上げた後、木々の中に駆け込んで姿をくらませた。
立ち上がって周囲を見回す。落ち葉の腐った臭いが君の鼻をつく。
目を閉じて女神に祈りを捧げてから、歩みを再開する。

太陽が低くなり、空気が冷たくなってきた。
ねじくれた古木が君にのしかかってくる。アリアンナに会った時、君はシャムタンティの丘の森を探検したが、ここに比べればあれは単なる雑木林でしかない!
スナッタの森は古くからあり、迷路のように入り組んでいる。そこを抜ける道はなく、くねくね曲がった道と行き止まりがあるだけだ。この森にどんな秘密が隠されているか知る者が、誰かいるのだろうか?

何かが前方の木々の間に見えてきて、やがて君は空き地のような場所に出た。
そこには石造建造物が地面にそびえ立っていた。塔ではなく、巨大なアーチの橋桁だ。誰がこんな途方もないものを建てたのだろう?それもどのくらい昔に?
橋桁に近づくにつれ、木々はまばらになり、代わりにツタやツルが砕けた石の周囲を覆っている。

道が分かれている所まで来た。
石柱をよく見ようと首を伸ばす。それはレンガでできており、一つ一つは通常の大きさだが、数千もの数が積み上げられてできている。
幅は木よりも広くはないが、高さは森で一番高い木の3倍はある。ほとんど見えなくなりそうな高さの所でそれは曲がっていき、アーチ状に分岐している。だが、アーチは途中から崩壊しており、この橋桁だけが唯一現存している。
この石柱は登れるかもしれない。あるいは、木々の間に何本か続く小道をたどるかだ。

興味をそそられた君は、レンガの柱に近づいた。
登れそうか確かめる。石は摩耗しているがあばた面になっており、手掛かりになりそうな穴がたくさんある。だが、剣を持っては登れなさそうだ!
君は剣帯を外すと、大きな葉っぱで隠して柱の基部にきちんと置いた。
さあ、登るとしようか。


【変化点】
・現在/最大体力:14/17→11/17(アリの咬みつき)→10/17(毒薬)→7/17(魔法)→12/17(祈り)
・食料:6→7日分
・‐伝説の剣
・‐アナランドの剣

【感想】
旅の危険は敵のみにあらず。こういう厳しい自然もまた、十分な脅威となりえるわけですね。ソーサリーシリーズは長旅の苦労を実に上手く感じさせてくれます。
ここでさりげなく、アリアンナの住んでいたメディキの森について触れられています。このように、過去にどこを訪れたかで文章が変わってくるのも気が利いているところ。
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S3-49 13日目:火の大蛇を討ち取る! [ソーサリー3:七匹の大蛇]

「SSS!」
蛇の指輪を掲げて呪文を唱える。大蛇はしゅうしゅうと騒々しい音を発して応じた。君の意思に支配されて怒っているのだ。
呪文が続く間、君は大蛇に情報を要求できる。
「愚かな冒険者よ!」そいつが叫ぶ。「指輪は貴様を俺の復讐から守ってはくれぬぞ!」
「お前は俺にどんな助言をしてくれるんだ?」
火の大蛇が身もだえする。君の問い掛けに答えたくないのだ。だがついにそいつは吐き出すように言った。「スログの食料庫のものは一切口にするな。」
「誰が俺を助けてくれる?」
槍で突かれたかのように、大蛇が身体をくねらせる。「スナッタの森に隠れ住む魔女フェネストラだ。」大蛇が答える。「あやつがそのつもりになれば、俺達は皆倒されてしまう。」大蛇が吐き捨てるように言う。「貴様と会う前に死んでくれるとよいのだがな。」
火の大蛇が甲高い声で叫ぶ。「だがこの助言は貴様の役には立たぬ。貴様がここを立ち去ることはないのだからな!」
呪文の効力が切れた。
剣を背中に吊るして木に登る。大蛇は用心深く君を見張っている。
あと一息で剣の届く距離だ。
とその時、そいつは木から飛び降りて、地面に着地した。
君は砂の入った袋を取り出して、中身を奴の上にぶちまけた。
すると、大蛇の火はたちまち消えた。砂がそいつの皮膚に入り込み、翼がボロボロと崩れていく。
君も木から飛び降り、剣を抜く。

<第1ラウンド>
大蛇が君に向かってくる。同時に、炎がぱっとそいつの身体を包み込む。奴の鱗に覆われた皮を深く切り裂こうと、剣を高く掲げる。
短剣のような牙をむき出して、火矢のようにそいつが飛び掛かってくる。奴の鱗の間から青い炎がほとばしる。

<第2ラウンド>
君の唯一の希望は攻撃を続けることだ。君は一歩も引かなかった。
素早い一刺しが大蛇の鱗を貫く。火の大蛇の目が石炭のように暗くなり、困惑して問いかけるように君を見上げる。ついに奴は死に、くすんだ殻となった。

後ずさって額をぬぐう。
手にした剣が重い。だが足取りは軽く感じられる。大蛇のうちの1匹を退治したのだ!すぐに残りも倒せるだろう。
木々の間を抜けて移動することにする。


【変化点】
・-砂(1回分)

【手掛かり】
・スログの食料庫:君は助言を受けた。「スログの食料庫のものは一切口にするな。」

【感想】
原作では最初に月の大蛇を倒すことがほぼ決まっていましたが、アプリ版ではどれからでも倒せます。
とはいえ、火の大蛇は原作と同様に、バドゥーバク平原やスナッタの森に出没するため、倒す順序は早い方になると思います。
以下、妄想。
火の大蛇「俺を倒したくらいでいい気になるなよ…グフッ」
水の大蛇「火がやられたようだな…」
地の大蛇「ククク…奴はマンパン大蛇四天王の中でも最弱」
気の大蛇「人間如きにやられるとは大蛇のツラ汚しよ」
月の大蛇「フフフ…どうやら我ら二大幹部の出番のようだな」
陽の大蛇「俺の炎の威力を見せてやろう」
時の大蛇「真の地獄はこれから始まるのだ…」
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↑砂のせいで弱体化した火の大蛇。
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↑大蛇を倒した地点には赤いバツ印が。
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S3-48 13日目:怪鳥に拉致される [ソーサリー3:七匹の大蛇]

「ところで、7匹の大蛇を知っているか?」君が尋ねる。
彼がうなずく。「ここから色々と目にした。あの翼の生えた獣が受けた使命は、お主を貪り食い、骨をすりつぶし、アナランド王の面前でそれを吐き出すというものじゃ。」
その時、北方の森で木々が二つに割れ、そこから巨大な鳥が飛び立つのが見えた。そいつの爪が陽の光を受けてギラリと煌く!
君は支離滅裂な言葉を叫んで、巨鳥を追い払おうとした。隠者の司祭も悲鳴を上げる。
だが次の瞬間、隠者の姿はかき消え、巨鳥はゆっくりと飛び去った。
君はただ一人残された。足場の上には他に、巨鳥が男を鷲掴みにした際に飛び散った血が数か所と、あの宝石をはめたメダルがあるだけだ。
メダルを自分の首に掛ける。彼が最初に柱に登った方法も君と同じだったのだろう。
足場の端に移動して飛び降りようと身構える。長い距離がありそうだ。
その時、遠くの森の上に暗い影が現れた。
やがてそれは鳥の形となって急降下してくると、君を鋭い爪で空中に掴み上げてしまった!

巨大な翼が君の上でしなる。君は身体をねじってもがくものの、安全に降りる方法はない。眼下の景色が、平原から絡み合った深い森へと変わっていく。
奴の細い足を掴んでよじ登ろうとするが、脇腹を掴む爪から抜け出せない。
だがそのうち、君の肉に食い込んだ爪が段々ずれてきて、君は落ちそうになった。
急いで剣を抜いて、奴の身体に突き刺そうとする。
だが間に合わなかった。君は宙に投げ出され、林冠に向かって落ちていった…。

木々で減速されつつ、頭から地面に突っ込む。
奇跡的にも、君はこれだけの試練にもかかわらずほぼ無傷だった!

君の前を赤い小さな蛇が横切っていく。
立ち止まって観察する。蛇の背中は切り傷であばたになっている。まるで深手を負っているかのようだ。
蛇も君を見返してくる。だがそいつは再び頭を垂れると、身体をくねらせて道を下り始めた。
竹笛で数音奏でてみる。だが、君には蛇使いの能力はなさそうだと分かった。
剣を抜いて、蛇を串刺しにしようと試みる。だが蛇の動きはあまりに速く、剣の間をスルスルと抜けると、葉の間に姿を消してしまった。
蛇にしてはやけに高い知性がありそうだ。蛇は一本の木の根元にたどり着くと、幹に巻き付いた。
君が見守るうちに、蛇は幹を登っていく。しばらくすると、そいつの頭が枝から垂れ下がり、君を見つめてきた。
枝の赤い紐をちらりと視野の端に収めながら、木に近づく。
突然、あらゆるものが炎に包まれた!
飛びすさる。だが、炎は燃え上がった時と同じくらい唐突に消え去った。後には真っ黒に焦げた木が残された。
枝を見上げると、赤い蛇と目が合った。今やその大きさは10倍に膨れ上がり、背中には炎の翼が生えている。だが翼には穴が開き、切り傷であばたになっている。身体にも深い傷跡が走っている。
君は衝撃と恐怖で目を見張った。
「また会ったな!」蛇が声を発した。
こいつは火の大蛇だ!


【変化点】
・現在/最大体力:16/17→14/17(怪鳥の爪)
・+宝石をはめたメダル

【感想】
この怪鳥は少なくとも2羽いるのか、柱上の足場をすぐに立ち去らないと、隠者からさほど間を置かずに主人公もさらわれてしまいます。ちなみにスナッタの森の北部のとある場所に行けば、怪鳥が食べ残した髭などが見つかります…。それにしても、何故主人公がたまたま訪れたタイミングで襲われてしまったのやら。
隠者にして司祭のこの人物、やはり聖なる力を持っているのか、水の入った水筒を彼に勧めると、お礼に水を聖水へと変えてくれます。
そしてついに、火の大蛇と再戦!原作ではその厄介な炎のため無傷では済みませんでしたが、今回は果たして?!
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S3-47 13日目:柱の上の隠者と語らう [ソーサリー3:七匹の大蛇]

歌声を聴き続ける。どこかかなり近くから聞こえてくる。
地面に立つ柱がわずかに視野に入るのみで、全方位を見渡せるが、視界には誰もいない。
姿の見えない生き物がいるのだろうか?
「そこにいるのは誰だ?」向きを変えながら呼び掛ける。「姿を現せ!」
少しして、頭上の足場の端からぼさぼさの顔が出てきた。
「お前さんこそ何者じゃ?」気難しそうな声だ。「わしが歌っておったのが聞こえなかったのか?」
「どうやってそこまで登ったんだ?」君が尋ねる。「それに、どうやって降りるんだ?」
「わしが降りるつもりがあるように見えるとでも?」彼が答える。
「そこから何が見える?」君が尋ねる。
「未来と過去じゃよ、」手から手に目を移しながら隠者が答える。「皆一斉にくっついて離れ、幽霊どもがさまよう。わしらの誰も、そうなることなど信じぬだろうがな。」
「それはどいう意味だ?」
男が唾を吐いた。距離があったので、君にはそれを避ける時間があった。
だが、それは例え話のつもりだったのだろう。「万物が落ちるように、」彼が言う。「全ての過去は未来を生み出さねばならぬ。そういった類のことじゃ。」
「もっと教えてくれないか。」君が続ける。
男は返事をせず、後ずさって身を引いた。だがしばらくして、足場から手が突き出され、何かが地面に落ちてきた。それはメダルだった。
「これを俺に?」
「お主は魔法使いじゃろう?上がって来るといい。」少し間が空く。「本当に魔法使いじゃろうな?」彼が言い足す。「さもないと、わしは二度と降りられなくなってしまうわい。」
メダルを手に取る。特別なことは何も起こらない。
「さあ、来なされ。」身振りを交えてそう告げると、男は姿を消した。
土埃が無人の平原でつむじを巻いている。
手の中でメダルを裏返す。そこには宝石がはめ込まれていた。メダルには緩い鎖が繋がっている。それなりの値打ちはありそうだ。
「ZEN!」
魔法を編み出すと、メダルは輝き始め、君の身体はゆっくりと宙に持ち上がっていった…。

今や君は地面を離れている。北の方角には霧に包まれた深い森が広がっている。

柱の天辺まで浮かび上がった。
男はもぞもぞ身体を動かすと、君に降りてくるよう促した。それから、君からメダルを取り戻す。
「やはり、お主は魔法使いじゃったな、」彼が言う。「そう思っとったわい。」
「ああ。」
「それなら、ここはうってつけの場所じゃ。」彼が足場に向けて手を振る。「わしの高巣にようこそ。」
「でも、何故この柱の上に?」君が尋ねる。
「ここは高い。世界を斜めに見下ろせるし、」彼が答える。「この地を覆う幾重にも重なった呪いも見通せる。どの場所も織りの下手な靴のようにほつれておる。」丸めた手を重ねて説明する。
そしてもっと分かりやすく付け加える。「ここからだとよく見えるんじゃ。」
「この地に何が起きた?」森を眺めながら君が尋ねる。不毛の平原に目を移すと、西の方の埃っぽい荒野が思い出された。
司祭がうなずく。「実に奇怪な話じゃ。」彼が答える。「ここはかつてイシュタラと呼ばれておったが、それが破壊されたのじゃ。それも謎に満ちた呪いによってな。まるでその存在が忘れ去られたかのように、大地の一部は消え失せてしもうた。」
「大魔法使いの仕業か?」
驚いたことに、司祭は首を振った。「それはあり得ん。」
「なら一体誰が?」
「それは誰にも分からぬ。自然に起こったのやも-まあ、そうではないと思うがの。」彼が首を傾げる。「いやわしが思うに、数千年前に誰かが、あるいは何かがこの地にやって来て、わしらから奪っていったような気がするんじゃ。だが、それが誰にせよ何であるにせよ、それはもう死んで久しかろう。」
彼は腰布の下をぼりぼりと掻く手を止めた。「それで、」彼が尋ねる。「ここは気に入ったか?」
「ここにいると孤独で気が滅入る。」
彼がうなずく。「そうともそうとも、その通りじゃ。」
君は体重が両肩にかかってくるのを感じた。足場の上に着地する。魔法が切れたのだ。
「俺をここから降ろせるかい?」君が尋ねる。
彼が首を振る。「いいや。」彼が答える。「もし魔法が切れたなら、お主は途方に暮れるじゃろうな。」
「もう一回メダルを貸してくれ。」
彼が首を振る。「わしにはそれが必要なんじゃ。」
「それなら別の呪文を試すさ。」
またしても彼が首を振る。「この柱はぴったりの呪文を呼び寄せるためにあるんじゃ。他に使える魔法は見つからんじゃろうて。もちろん、他の要素も加わってくるがな。」


【感想】
原作にはないイベント。会話の進め方によっては、今回のような世界背景以外にも、大蛇の居場所や弱点が聞き出せます。メダルだけもらって立ち去ることも可能ですが(笑)。
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S3-46 12日目:クラッタマンを懐柔して夜襲をやり過ごす [ソーサリー3:七匹の大蛇]

緩やかな坂を上り、前進を続ける。星が消え始めてきた。
暗闇の中、地面に刺さった大きな柱に突き当たりそうになる。
柱を背に腰を下ろす。遮蔽物もなくどの方向にもむき出しで、快適とはいいがたい場所だ。だが、もう遅い時刻である上、夜通し歩いたのでは疲労困憊になってしまう。
幸いなことに空腹ではない。
君は身体を横にすると、様々な問題を忘れようと努めた。背負い袋を枕に、断続的に寝返りを打つ。

近くから酷い臭いと野犬のようなうめき声がする夢を見る。
はっと目を開けると、棘の生えた木の棍棒が君の頭上に振り上げられるところだった。
右に身体を投げ出す。影のような人影とぶつかり、そいつはうなり声をあげて後ろによろけた。
跳び起きた君は、背の高い3人の人物に包囲されていた。そいつらはたくましい腕と醜い顔をしている。
「おい、」君が話し掛ける。「俺を襲うつもりなら、お前達を返り討ちにしてやるぞ。」
だが連中はただうなるだけで、それが言葉だとしても会話が成り立ちそうもない。
奴らは動物の毛皮を身に着け、間に合わせの棍棒を武器にしている。一人は首にお守りをしている。それは黒っぽい粘土でできているが、中央部は微かに金色に輝いている。
そいつらが君をにらみ返す。少しは知性がありそうだが、何もしゃべろうとはしない。
「gOD!」
身体の周りに、思い描いたように星を集める。すると、相手の首飾りがまばゆく輝き始めた。君の思った通り、あれは金の装身具だったのだ!
そいつらは前進を止めた。怒りの表情が柔和なものに変わっている。
一人がお辞儀をしてひれ伏すと、別の一人は首飾りを外して君に寄越してきた。
首飾りを受け取る。外周は安っぽい粘土だが、中央の装身具は見事なものだ。君はすぐに粘土を取り除いて、装身具を荷物に加えた。
贈り物を気に入ってもらえたことにクラッタマンは満足したようだ。めでたそうに、自分の頭を棍棒でどやしつけている。
さらにもう数分ほど費やして、彼らとの会話を試みる。だがそれも無駄に終わった。彼らには知性というものがほとんどなさそうだ。
立ち去るように身振りで合図する。連中はうなずいてお辞儀すると、暗闇の中に消えていった。
横になり、また眠りにつくことにする。

朝になり、立ち上がる。
柱については、松か何かの真っ直ぐな木を切って表面を砂で磨いて滑らかに仕上げていることが、朝日の中で見て取れる。節はなく、取っ手や握りの類もないが、真上に平らな足場だけがある。
以前君が食べたものとよく似ている苔が、柱のそばに生えている。
それを集めて口に入れると、ずいぶん気分が良くなった。
周囲を見渡す。だが、平原には目ぼしいものは見当たらない。もちろん、柱の天辺からならもっとよく見えるだろう。
どこか近くから、歌声が聞こえてくる。


【変化点】
・現在/最大体力:11/17→13/17(睡眠)→16/17(苔)
・+金の装身具

【感想】
今回の時間縛り攻略で1,2を争うシビアな調整箇所が、クラッタマンの夜襲をこの地点で発生させることでした。イベント発生のためにはクラッタバク平原で夜に寝る必要があるのですが、睡眠時間(=時間のロス)を最小限に抑えるため、夜明け寸前にこの柱のある場所にたどり着いてから寝るようなルートを構築しました。そうすることで、夜襲とこの地点のイベント(朝~夕方限定)の間の睡眠時間を限りなく短くしています。主人公は寝不足で大変ですが。
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↑ここから東の方角にはクラッタマンの村があり、そこでも最大体力が増えるイベントがあるのですが、今回はやっぱりスルー。
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↑こちらが所持していなくても、相手の首に掛かっているので魔法が使えます。
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↑バクランドに来てから4日目の夜明け。
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S3-45 12日目:嵐が残した傷跡 [ソーサリー3:七匹の大蛇]

上ったり下ったりしながらも、歩調が安定してくる。空には星があふれ出ている。
特徴のない風景は君の興味を何ら引かないが、遠くの方に深い森林の端が見える。
冷たい風が通り道を吹き抜け、君は身体を震わせた。
マントをしっかりと身体に巻き付けて歩き続ける。
少しして、さらに一陣の突風が吹き付け、ほとんど仰向けに倒れそうになる。
空を見上げると、黒雲が集まり、雷鳴が轟いている。だが東も西も空は晴れたままだ。君は嵐のど真ん中にいるのだ!
もし嵐が近づいているのなら、風雨が強くなる前に避難場所を探した方が賢明だろう。
雷鳴が大きくなってきた。岩の割れ目を探して目を走らせる。
岩のひさしを見つける。そこに駆け寄って中に潜り込み、マントを掛けて覆いをする。
だが空は暗いのに、雨は降ってこない。代わりに風が強まり、まるで君を避難場所からほじくり出そうとするかのようにうなりを上げてくる!
君は荷物を引っ掴むと、身体の下に置いた。近くの石が持ち上がり、君を地面に打ちのめす。
他にできることは何もない。君は座ったまま、震えて血を流しながら嵐が過ぎ去るのをひたすら待ち続けた。

ついに嵐が過ぎ去り、静けさが耳の中でこだまする。耳をつんざくような気さえする。
再び立ち上がる。平原は薙ぎ払われ、前以上に平らで特徴のないものになっている。
歩みを再開する。その時、ブーツの先が何かに当たる。
見下ろすと、平原の滑らかな岩の表面に長く深い傷が入っている。それは北東から南西に向かって、4歩くらいに渡って走っている。その最後の方には、別の傷が最初の傷から離れていく方向に刻まれている。
それをたどっていくと、これが『V』の字を成していると気づく。
真ん中には3番目の傷が水平に走っている。こんなもの、以前にはなかったはずだ!
この岩は焦げている。稲妻に打たれたのだろうか?
ここで立ち止まっているわけにはいかない。別の文字を見つけるまで、岩の左側に回り込んで歩いてみる。
岩棚の端を見上げてみるが、何も見つからない。
『V』の字の下を探る。ひさしの付け根には次の岩の層があるが、そこにも何も見当たらず、ただ砕けた塵と焼け焦げた草があるだけだ。
左の方に歩いていくと、垂直に走った別の傷が見つかった。それまでは氷河で生じた割れ目だとほとんど信じそうになっていたが、次に見つけた傷はその考えを一掃してしまった。
垂直の傷のそばにあったのは、少し斜めに走ってから半円に描かれた曲線だった。その弧はあまりに完璧過ぎ、自然に生じたとは到底思えない。力強い爪で岩に深く刻まれたひっかき傷だ。
傷の向こう側に回り込み、別方向から眺める。
すると、傷の込められた意味がたちまち理解できた。今までは誤った方向から見ていたのだ。これらは『AIR』の文字だったのだ!
岩に刻まれたこの文字は嵐によって残されたのだろうか?それとも、あれは気の大蛇そのものだったのだろうか?
ここにはこれ以上何も見つからない。再び平原に目を向けて、旅を続けるとしよう。


【変化点】
・現在/最大体力:13/17→11/17(嵐)

【感想】
前哨戦再び。この嵐の中を強行軍したり避難場所から逃げ出したりすると、大雨が降ってきて、水に弱い持ち物(食料や呪文書以外の紙)を全て失ってしまいます。最悪、気の大蛇の放つ稲妻に打たれて即死することも。恐るべし、大蛇のパワー!もっとも、選択肢によってはここで倒すことでもきます。
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